おせち食材が歴史的な高値に その原因はウクライナ危機+ロシア産自粛も?
12月23日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、おせち食材の高騰について意見を交わした。
「ロシア産」食材を控えることもあるのでは?
おせち料理に使う食材の卸値が歴史的な高値をつけている。かまぼこの原料になるスケソウダラのすり身はウクライナ危機などの影響でこの時期としては約30年ぶりの高値圏。カズノコは主力の北米産の不漁と円安で前年同期比2割高い。店頭での価格も上がっており、家庭でつくるおせち料理の食材高が家計に響く。
「ロシア産の供給減が響いているということなんですね。」(寺島アナ)
「ロシア産が入らないということですが、スーパーでウニとかに「ロシア産」って書いてあるとちょっと自粛しちゃうこともあるでしょう。私も好きなにしんそばに使う棒焚のニシンに「ロシア産」って書いてあると、ここで散々言ってる手前「あいつロシアのことぼろくそに言っといてロシア産を買ってるじゃないか」って言われそうで買いづらいじゃないですか。(笑)およそ30年ぶりの高値圏ということなんですけど、逆に言うと30年間デフレだったんですよね。物価というのは年々に順調に上がって、給料や収入に反映されないといけないので、ずっとデフレだったということを改めて思っちゃいますね。」(内藤氏)
おせち食材の価格の値上がりは、かまぼこのすり身が約3割上昇、数の子が約2割、鶏もも肉が約2割、田作りが約3割、生椎茸が18%、 八つ頭が12%、クワイが10%値上がりをしているという状況だという。
「あんまり高いと「一品減らすか」なんていうご家庭もあるんですかね?」(寺島アナ)
「ただ、料理って1品でもそれなりの量ができるので、昔と違っておせちを作るのはなかなか難しいと思うんですよね。うちも今は夫婦2人になったので、市販のもの少しずつ買って容器に詰めたり、お重ごと買ったりすることになっちゃいますね。」(内藤氏)
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