国立競技場の赤字は税金で補填…大竹まこと「民営化しても運営していけるのか?」
12月22日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となった国立競技場の今後について取り上げた。
東京オリンピック・パラリンピックの会計検査院は、開催経費が1兆7000億円にのぼるという検査結果を、国会に報告した。
これは大会組織委員会が公表した国の負担額より、2803億円多くなるもの。
またメイン会場となった国立競技場の民営化についても、未だ目途が立っておらず――
大竹まこと「俺いつも国立競技場の脇を通るんだけどさ、『今日もイベントやってないなー』『そう言えば前の日も前の日も、その前の日も……何のイベントもやってないなー』と。あんなデカい建物。借りるのも結構高いお金がかかるわけじゃない。誰も借りてないんだけど、あれだけの建物の維持費はものすごくかかってくるわけじゃない。俺はもう、建てる前からどうするんだと思ってたけど、案の定まだ運営者が決まってないと……仮に決まったところで、運営していけるのかねえ」
砂山アナ「週末のスポーツイベントはありますけどね、まあ365日で見ると、使ってない日がかなり多いと」
大竹「週末埋めるだけでペイできればいいんだけど、穴埋めには税金がどんどん突っ込まれるわけでしょ? 何億とか……具体的な金額は分からないけど」
ちなみに民営化までの費用は、維持管理などを担当する日本スポーツ振興センターが負担。
その不足分は、国から運営費交付金などの税金で負担する仕組みになっており、完成から22年度分まで計56億円に達している。
大竹「あそこは国立競技場を作っただけじゃなくて、再開発だからね。イチョウ並木は残ってるけど、その横に大きなビルが建ったりすると。一大計画の一環の国立競技場なわけで、そのあたりを含めて税金の負担が増えるのか、景観がどうなっていくのかとか……全心配の種があそこにあると、俺は思っちゃうけどね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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