新型コロナ第8波か?「重症者が入院できない悲惨な状況に」
新型コロナの第8波はきているのか?。12月20日「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、宇都宮市・インターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁院長に第8波の現状を伺った。
大竹「第8波と言われていますけれども、先生の病院の様子はいががですか?」
倉持「新型コロナの感染者の方の数ですが、8月は6000人、9月は2200人、10月は1300人、11月はまた増えて3600人、12月はきのうの時点で3100名を超えてきてるんですね」
大竹「はい」
倉持「ここ1週間でも非常に状況が変わって厳しくなってきまして、今、栃木県の医療では重症のお年寄りがたくさん基幹病院に運び込まれては入院できないという状況になってきています。しかしメディアではコロナを取り上げなくなってきているので、殆ど情報が流れなくなっているんですね」
大竹「そうなんですよ」
倉持「病院内の院内感染で休むスタッフも増えてきていて、通常4人くらいで診療しているところにお医者さんが2人しかいない状況です。それなのにもかかわらず、外来の患者さんも毎日300~400人くらいきます。その中にはコロナ以外で重症の方もいらっしゃるんですね。そういった方に入院していただく必要があっても、なかなか専門的な治療をしてくれる病院が見つからない。5~6時間探して7か所断られて夜になって何とか受け入れてくれるみたいな…、ちょっと悲惨な状況になりつつありますね」
大竹「それは先生の病院に限らず、そういうことが起きているっていうことですか?」
倉持「栃木県は比較的に自治体が中心になってコロナの対策が進んでいます。どこの病院も困らないように患者さんを搬送する仕組みをこの3年かけてつくってきたんですが、今は二次救急を行う病院がほぼほぼ入院できない状況で高度医療を行う病院に患者さんが集中してしまっているんです」
大竹「はい」
倉持「少しでも症状が軽い方はどこか受け入れてくれるところはないか、ずっとそんなやりとりをしているような状況です」
番組では、倉持院長が現在の第8波の状況について伝えてくれています。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
倉持仁院長は番組の「大竹メインディッシュ」のコーナーにご出演です。
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