「ライトファン」と「にわかファン」って、似ているようでハッキリ違う!?
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、今週は出演者をシャッフルして放送。12月19日は伝統芸能研究家の重藤暁、お笑いコンビ・XXCLUBの大島育宙、西川あやのの3名でお届けした。特集コーナーのテーマは「にわかファン」だった。
西川あやの「『にわかファン』の定義ってなんだと思いますか?」
重藤暁「『あなたはにわかファンですか?』と質問されたときに、『はい』と答えたら、にわかファン。だから要は自分のメンタリティ次第なんじゃないかなって。私はファンと名乗っていいぐらいの知識があるかしら、あるわ、じゃあガチファン。ないわ、じゃあにわかファン、という心の持ちよう」
大島育宙「つつましくしているにわかファンであれば、邪魔じゃないはずなんですよ」
重藤「ほう?」
大島「静かじゃないから『にわかファン』のレッテルを張られるわけです。詳しくないけど静かにしている人を、にわかファンとは呼ばないと思うんです」
重藤「『!』をたくさん使って『ウエストランドがM-1優勝して感動した!!! 泣いちゃった!!!!!』という人が邪魔だと?」
大島「それはいいんじゃないですか(笑)。スポーツでいうと、そのときどっちが勝っているか、どっちが優勢かなど、わかるぐらいの知識はないと。『これどっちボールなの!?』『PKなの!?』とずっと質問している状態だったら、さすがにファンじゃないですね。それは入門者、初心者という感じでしょう」
西川「大島さんの言う『声の大きさ』ってとても関係あるな、と。にわかファンがコメンテーターふうにこき下ろしてしまうところに、ガチファンは怒るんだと思うんですよ」
大島「『おとなしくない』が条件として絶対にあります」
重藤「めっちゃツイートをしていない、ということですか?」
大島「そう。発信の道具に使っていない。使うのであれば納得できるぐらい詳しくないと、にわかファンと言われても仕方ないのかもしれない。普通のライトファンと、叩かれているにわかファンは、ハッキリと線引きがある、と僕は思います」
西川「重藤さん、伝統芸能の世界では?」
重藤「演者側としては『来てくださってありがとうございます』だし、落語や歌舞伎が初めての方向けの記事とか本も書いています。ファンになってください、初心者大歓迎ですよ、というスタンスですけど……。『観る側』としては、これをファンと言ってはダメなのではないの? という(ことがある)」
西川「身なりとか、上演中にしゃべっちゃう、とかですか?」
重藤「『(先代の)お父さんと近いね』みたいな。あなたはお父さんを観ていないから言っちゃダメよ……と」
西川「誰々のどこを受け継いでいる、とか」
放送ではさらに重藤、大島による「舞台に立つ者」の視点からの言葉も多数、飛び出した。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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