鈴木エイトが今年の旧統一教会問題を振り返る!衝撃の銃撃事件から救済新法成立…そして今後メディアに望むこととは?

鈴木エイトが今年の旧統一教会問題を振り返る!衝撃の銃撃事件から救済新法成立…そして今後メディアに望むこととは?

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およそ20年にわたって旧統一教会の取材を続けているジャーナリストの鈴木エイトさんが12月16日の大竹まことゴールデンラジオに登場。大竹、室井佑月とともに旧統一教会について意見を交わした。

大竹「(旧統一教会問題に関する)与党の自浄作用はあんまり大したことがなかったですね。」

鈴木「自民党側の点検も非常に不十分なものであったし、今回の救済新法も「ひと区切りつけて、救済も終わってるし、追求も終わってるし。年を越してこれで終わりですよ」みたいな風に、幕引きをしようとしてるんじゃないか、っていうのはちょっと危険な兆候ですよね。」

室井「それで大丈夫なんですか。テレビとかに、苦しんでる2世の人が出て告発してるわけでしょ。そういう人たちは保護されてるのかな。」

鈴木「顔を出して被害を訴えてる2世の人は、ネット上で誹謗中傷されたり、個人情報をさらされたり、非常にひどいことが起こっているんですね。我々としても被害当事者を前面に出してしまったことの反省点はあるんですが、当事者が表に出ないとなかなか国が動かなかったということも事実なんです。今後はいかに2世たちを守りながら、本当に追求すべきところを追求できるかということに局面が移ってくると思います。」

大竹「救済新法については、どうお考えですか?」

鈴木「実効性がないとか不十分とか言われているんですけど、とりあえず不法行為が疑われるようなやり方で献金や寄付を集めている団体を規制する法律ができたことだけは評価すべきだと思います。内容についてはまだ抜け穴や抜け道がいっぱいありますが、来年1月に「逐条解説」という条文の内容を詳しく解説したものを出すと言っているので、そこでこの法律がちゃんと実効性を持つようなものにだんだん変えていければいいかなと思うんですよね。今後は裁判も増えていくと思います。」

室井「エイトさんは訴えられてないの?」

鈴木「そうなんですよ幸い。紀藤正樹弁護士であるとか、有田芳生さんは訴えられてるんですけど、なぜか僕は訴えられてなくてですね。なんでしょうね。言い方にちょっと気をつけているのもあるんですけど、恐らく僕を訴えると裁判の過程で、もっといろんな政治家との関係とかが出てきて、教団が追い込まれるんじゃないかとか、そういう感じで警戒をしてる可能性はありますよね。」

室井「安倍さんの銃撃事件とか政治家の関係とか、この問題が出てきて、自分が今まで見てきた世界が壊れるような感じがしたんだけど、それでもまた、みんな普通に生活してたりすんのがちょっと恐ろしかったりする。全然変わらないじゃない、メディアとか。」

鈴木「でもメディアは、こういう問題をずっと放置してきた反省というか、そういう思いを持ってる方々が多くて、現場レベルではきちんと報じようと動いてらっしゃる方が非常に多いんですよね。ただ(銃撃)事件から5ヶ月が過ぎて、どうしても他の社会問題もあるので、旧統一教会と政治家の関連報道が減ってくのは仕方ないんですけど、全くなくなってしまうってことだけは避けて欲しいなと思います。今までは報じなかったことでこういう被害の可視化がされてこなかったわけですし、解散命令請求などは今後数年かかって行われていくので、メディアはずっと継続して報じて欲しいと思います。」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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