防衛費増額に突き進もうとしている日本…。青木「戦争を知っている世代の声に耳を傾けないと」
12月16日の大竹まことゴールデンラジオでは、連日取り上げている防衛費増額のための増税の問題を再度取り上げ、大竹と青木と室井がコメントした。
東京新聞に、岸田文雄首相が会長を務める自民党派閥「宏池会」前会長の古賀誠元幹事長のインタビューが寄せられた。戦争世代である古賀氏のインタビューには考えさせられるところがあると青木は語る。
青木「東京新聞が古賀誠元自民党幹事長へのインタビューを載せている。古賀さんは「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の代表されたり、日本遺族会の会長されたりしていて、どちらかというと自民党の中でももちろん宏池会なので、ハト派と言われつつもある意味でものすごく右派的なところもある政治家だったんですけれども、ただ古賀さんはお父さんがフィリピンのレイテ島で戦死をしていて、とにかく戦争だけはしちゃいかん。靖国神社に参拝する一方で永久戦犯の分子であるとか、あるいは、憲法9条は日本の宝だというようなこともおっしゃっている。だから最近の右とか左とかっていうようなその色分けとは違う、戦争を知っている世代独特の政治感覚を持っている人。僕も毀誉褒貶はあるんですけれども、非常に敬意を持っている。そういう人が今必死に警告を発している。あるいは思い出すのは田中角栄も「戦争を知らない世代が日本の中核になったら怖いぞ」ということを言っていた。あるいは去年亡くなった半藤一利さんも「自分たちみたいな戦争を知ってる世代が社会の中枢にいるうちはまだ大丈夫だけど、そうじゃなくなった時は怖いよね」ということをおっしゃっていた。まさに古賀さんは1940年生まれでお父さん戦死している、戦争を知っている世代が発している警告みたいなものに対しては、防衛費の問題、敵基地攻撃の問題、所謂日本の戦後の安全保障を転換することの是非を、こういう世代の人たちの訴えていることにもきちんと耳を傾けないとまずいよなっていう意味では、東京新聞のこのインタビューは僕は興味深く読みました。」
室井「政治家っていうか人を指導する人たちが、絶対に戦争とか、戦争にしちゃいけないのは当たり前だけど、戦争を匂わせるようなこととかも私は言っちゃいけないと思う。どうしてこうなっちゃってるんだろう」
大竹「抑止抑止と言って抑止の枠がどんどん広がっていっている」
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