12月12日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!
今月のゲストに山岳レース・スカイランニングの日本代表、甲斐大貴(かいひろき)選手をお迎えし、お話を伺いました。
【甲斐大貴さんプロフィール】
千葉県柏市の出身。柏市南部中学、日本体育大学柏高校を卒業後、陸上競技の強豪校である順天堂大学に進学。実業団を経て、現在はランニングコーチ、プロマラソンランナー、プロ山岳ランナー、 Youtuberとして活躍中。9月にイタリアで行われた険しい山道を駆け上がり、急斜面を下る山岳レース、 スカイランニングの世界選手権で、日本代表として出場し、日本人首位の11位の好成績を納める。 「くれいじーかろ」の名前でランニング業界に旋風を巻き起こしている。
ランニングと言うと走ることを想像するけど、スカイランニングって何?というところから始まりました。
ー 簡単に言うと、山を早く登って降りてくるものです。
トレイルランニングに似ているけれども、スカイランニングはより急斜面な山だったり、2000メートル3000メートル級の山がメイン。山を駆け上る酷なレースです
うん、何千メートル級の山は登るところであって、走るものではないよね。と右京さんも苦笑い
辛くないですか?
ー めちゃくちゃ辛いです。
山はほんとに苦手なんです。なので始めたみたいな感じ・・・との、回答
(アスリートにありがちな、苦手だから挑戦するという根性を感じますね)
いつから走りだしたの?
ー 小学生の校内持久走大会で小学校3年生の時に転校してきた友達がダントツで優勝した。それが輝いて見えるようになって、絶対、僕も「あの子に勝ったら同じように輝いて見えるのかな」と言う思いで走り始めたのがきっかけです。
なので小学校4年生頃から、休み時間ずっとぐるぐる走り回っていました。
テレビを見て選手に憧れるとか、そういうのもあるけど、友達の存在がとてもインスパイアされるっていうのは不思議だよね?
ー 今思うと不思議ですけど、彼のおかげで走り始めて、自己流で走ってはいたけれども、小学校6年生にはその子に勝つこともできて、市内の大会で5番に入ることができた。やっていくうちに、だんだん早くなることのがわかってきた。練習してるから速くなったんだけれども、走る事は簡単だなと勘違いしてしまった。結果が出て、これが楽しいなと思って、ランニングに魅了された。(当時の記録は、1000メートル= 3分10秒だったそうです)
それから、その小学校の成績れてて中学校では、ジュニアオリンピックを目指すとか夢はどうなったの?
ー 走ることが楽しくなったので、中学校でもそのまま陸上部に入って、県大会など新しいステージに進むことができたけど、全国中学校大会が目標になりました。3年生の時に全中の標準タイムまで3.4秒位で、県大会でそのタイムを切らないと全国大会に行けない中で、その大切な県大会の1ヵ月前に疲労骨折をし、うまく調整できず・記録も出すことができず、そのまま中学校では県大会止まりで終わってしまいました。
子供の頃は距離が長くないから、最後の400メートル(直線100メート)が早くないと上に行けないって言うこともあるよねと右京さん。
ー 僕は長い距離を速く走りたいと思っていて、学校の練習だけじゃ物足りなくて、帰宅後毎日10キロ走っていました。雨の日もほぼ、毎日。(部活の)冬季トレーニングの時は体作りのためにタイヤ押しを3人のグループでやるところ、僕は1人で3人分やったりしてました。
部活終わって帰って10キロ、それは疲労骨折するよね。と更に、苦笑いの右京さん
ー 部活の先生にもやめろと言われたけれど、「いやこれが僕のやり方です」と言ってやったら、その結果…
ただ、高校では、そういう練習をやっていた頃の結果が成果が出たのか、1年の時に5000メートルに出て、5月に良い結果を出して周りに注目されるようになった。
当時の成績では同学年で全国で4位のタイムだったけど、ただそこが最初で最後。それ以降、そのタイムを更新することができず練習・怪我の繰り返し、それが高校時代です。
やりすぎちゃったね・・・・ちゃんとしたコーチがいてケアをしてくれたり、若い時からプロのチームじゃないから、ドクターやマスターがいるわけじゃないから、やり過ぎちゃうところがあるよね、でもそういう時にちゃんとしていたら…と、今聞いてると思うよね。と右京さん
続きはまた、来週伺います!
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