青木理「“道徳”の授業は右派系の政治家たちの影響」

青木理「“道徳”の授業は右派系の政治家たちの影響」

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小学校では2018年度、中学校では2019年度から“道徳”が1つの教科として授業に盛り込まれている。12月13日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」では、 “道徳”の授業は必要なのかどうか議論した。

西川「以前は“道徳の教科書”はなかったんですけど、1つの教科として授業に盛り込まれたタイミングで“道徳の教科書”を使っての授業も開始されています。“道徳性”というものをどう学ぶのでしょうか?」

バービー「私、道徳の授業って殆ど覚えてなくて、哲学的会話、議論のことだと思っていたんですけど、教科書があるってことはそうじゃないってことなのかな?」

青木「歴史的に言うと“道徳”を授業にしたいっていうのは、どっちかっていうと右派系の政治家たちの影響なんだけれど、教科って何かっていうと、主に3つの定義があって、1つは教科書がある。もう1つは専門の教員免許を持つ教員がいる。それから、もう1つが数値による評価ができる。この3つが教科の条件なんですよ」

西川「はい」

青木「“道徳”を教科にしたいと思っている人たちは教科にするために教科書をつくったわけです。ところが数値で評価なんかできないでしょう。『あなたは道徳5です』だとか『あなたは道徳1です』なんて言われたら、どんな悪いヤツなんだってことになる。“道徳”っていうのは数値による評価ができないし、現状では教員免許もないんです。だから“道徳”は一応教科にはなったんだけど、特別な教科って枠で成績も数値ではなく文章で評価されるっていう形で一般的な教科とはちょっと違うんですよ。ただし教科にしたいもんだから教科書をつくった。そういうことなんですよ」

バービー「はぁ~」

西川「実際に現在、小学校で使われている“道徳の教科書”とはどういうものなのか?読んでみますと…」

番組では、今、小学校で使われている“道徳の教科書”を紹介して“道徳”の授業が必要かどうか議論しています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

番組の「きょうのクリエイティ部」のコーナーでお伝えしています。

 

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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