平成唯一のプロ野球完全試合!巨人・槙原投手の同級生キャッチャー村田がベンチを唖然とさせた「一言」とは?
平成唯一の完全試合の投球を受けた唯一の捕手!村田真一さんが11月28日のくにまる食堂にご来店。1994年5月18日の福岡ドームで記録された歴史的な一戦を振り返った。
邦丸「プロ野球ファンにはおなじみの巨人・槙原投手の完全試合。受けるキャッチャーは村田真一さんです。巨人はポンポンと点取ったんですよね。でも相手は強打の広島カープ。」
村田「緒方、野村、メディーナ、オト(音重)、金本、このへんはもう全員一発があったんで、気をつけようと思ってましたよね。」
邦丸「槙原さんは?」
村田「非常に制球が良かったんですね。」
邦丸「で、どんどんアウトカウントを重ねていく。気がついたらヒット1本も撃たれてない。スコアボードのHのところはずっと0だ。フォアボールも出してない。周りのベンチ、それから守っている野手たちも「これひょっとしてマキ、行くんじゃねーの?」ってなってくると、だんだん、そういう話題から避けて、「ナイスピッチ!」なんてことも言えなくなってくる。」
村田「槇原はよくあっちこっちで「僕は5回が終わって意識した」って後付で言ってますけどね。そんなの結果論であって「ほんとかよ、お前」ってよく僕は言うんですけど。だってそれまでにですよ。ノーヒットノーラン1回もしたことないピッチャーがですよ。5回終わった時点って。一番ピッチャーが苦しいのって3巡目、6回、7回、8回、そのへんですよ。まあ完全試合したピッチャーですから、言論の自由ですから、好きなこと言ってますけどね。」(笑)
邦丸「6回ぐらいになるとベンチの中は腫れ物に触るような感じなんですか?」
村田「いつもマキの周りには人がいるんですけど、ちょっとマキの横にある水を飲みに行ったら「あれ?誰もいないじゃないか」と。マキ一人ぼっちだったんですよ。僕は同級生で仲良しやったもんですからね、「おいマキ。男やったら(完全試合)ちょっとやってみいよ!」って言ったと思います。 そしたらみんながバッと僕の方見て、「言っちゃったよ。マキが1本でも打たれようもんなら、お前のせいだよ。あんないらんこと言うから意識しちゃったんだよ」って思われたのは間違いないでしょうね。」
邦丸「視線が全部 村田さんの方にきて「あっ」という顔になった。」
村田「僕は、できると思ってませんから、だから言えたんだと思います。」
邦丸「えっ、村田さん思ってないの!?」(笑)
村田「6回終わって7回は足の速い正田さんですよ。で緒方、野村ケン(謙二郎)が続くんですよ。ちょっと内野の横に行ったら内野安打ですよ。これから7回8回が勝負だと思ってましたからね。」
邦丸「でも7回8回も抑えて、ラストイニング、9回です。」
村田「(8回の終わり)オト(音重鎮)、金本を押さえて帰ってきた時に「ひょっとして…マキ頼むやってくれ~!」と思いましたね。「マキ、ノーヒットノーランやって~。そしたらお前の名前に便乗できる」と思ったのが本音です。」(笑)
そして大記録を達成した瞬間、槙原さんに駆け寄ったのは村田さんではなかった…何があったのか気になる人はradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。
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