大竹まこと「人権問題抜きにスポーツの世界大会はできない」 ワールドカップ・ドイツ代表のポーズの意味は?
11月24日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、ワールドカップのドイツチームによる「口元を隠した写真」について取り上げた。
カタール・ワールドカップのドイツチームが、試合前に口元を隠した写真が話題を呼んでいる。
ドイツチームは『One Love』という文言とハートマークが入った、虹色の腕章を身に着け、多様性を表明する予定だった。
しかし直前、国際サッカー協会は、着用した選手は警告処分と通達。その結果、選手たちは口元を隠し『発現を封じられた』という抗議の姿勢を現した。
大竹まこと「着けてるとイエローカードなんだよ。試合で反則してイエローカードになると、あっという間に退場になっちゃうっていうね。はるなにしてみれば、大会のそういう趣旨ってちょっと納得できないでしょ?」
はるな愛「そうですね。ドイツの方にしたら、これだけ世界が注目する場所で大きなメッセージを伝えようとした機会。そこに寄り添ってもらいたかったですね。特にLGBTQだけじゃなくて、今こうやって国と国が争ったり、色々な状態なのに、ひとつの愛をみんなに届けてもらうってすごいことだと思うんです。でもそれを、試合には持ち込まないでくださいってことなんですよね」
番組では、イングランドチームがピッチに片膝をつき、反人種差別を訴えたことも取り上げられた。
砂山アナ「これは対戦相手がイランだったんですけど、イランはヒジャブの問題で国内で色々騒動が起きてて。それに対する抗議なのか、選手たちは国歌を歌わなかったっていう。こういうのもニュースになってましたね」
大竹「カタールって国はイスラム国家で、同性婚も処罰の対象になるし、LGBTQも迫害の対象で。捕まったり鞭打ちの刑が行われたりしている国だよね。結婚前の男女のあれこれも厳しい国だけど……そういう場所だってサッカーの大会を開いて。人権問題抜きでスポーツ大会ってできないと思うんだよね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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