鳥谷敬、18年間の現役生活を振り返る。入団当初は「ファンの近さ」に驚いた!?
11月24日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに鳥谷敬さんが登場。18年間続けたプロ野球選手時代のこと、入団当初はファンとの距離感に戸惑ったことなどを語った。
大竹まこと「阪神のファンの人たちはものすごいじゃん」
鳥谷敬「最初ずっと関東にいたんです。2004年に入ったんですけど、2003年に阪神が優勝して、キャンプ行ったときはビックリしました。距離がすごく近い。『この人、知り合いだったかな?』という人が次々と出てきたので関東とは違うな、と思いました(笑)」
はるな愛「熱心で、野次も強烈ですもんね」
鳥谷「年々少なくなっていますけど、入ったときは球場で普通に文句言われていましたね」
はるな「文句じゃない、エールなんですよ!」
鳥谷「関東から行くとあれは文句に思えます(笑)。つくり的にも甲子園は聞こえやすいんです」
砂山圭大郎「今年が解説者1年目のシーズン。引退して生活もガラッと変わられました。どんな1年間でした?」
鳥谷「いやもう……最高でしたね。野球のことを考えなくていい(笑)。現役のときは試合中はもちろん、それ以外の時間、食事中も考えていました。いまは寝不足だろうが飲みすぎだろうが関係ないので(笑)」
砂山「鳥谷さんといえば衣笠祥雄さんに次ぐ、連続試合出場記録を持っていますので。それだけケアもしてきたということですね」
鳥谷「トレーニング中心で、マッサージとかはあまりしていないんですけど、体のバランスというのは常に考えて生活していましたね」
大竹「ショートというのはしんどくなかった?」
鳥谷「サードやセカンドについたとき、『ショートって大変なポジションだな』と気づきました。それまで普通だったので気づかなかったんですけれど。常にボールに集中しなければいけませんし、常に動いていますからね」
大竹「守備は大事だね」
鳥谷「かなり大事だと思います。野球において、どうしても誰が打ったとか、そういうのが注目されるんですけど。守備で点数を防いで、『勝つ』ことはできなくても『負けない』ということができるので」
このほか鳥谷さんが大谷翔平投手と対戦したときのエピソードやWBCへの期待なども語られた。さらに鳥谷さんの新刊『疲れない体と不屈のメンタル』も紹介した。
はるな「ケガしにくい体をつくっていたから、こういう本にたどり着いたんですか?」
鳥谷「そうですね。まずは成績がいい悪い関係なく『グラウンドに立てる状態』というのがないと。どんなにいい選手でも出られなかったら……。常に同じ状態でグラウンドに入る、というのはずっと意識していました。それの積み重ねでずっと出ていられた」
大竹「体が鍛えられたら、メンタルにも影響するね」
鳥谷「自分の気持ちもケガしているとき、そうじゃないときで違うじゃないですか。やっぱり常に体というのをしっかり手入れしておくと、気分よく人と会えますし、気分よく会えれば人に感謝もできます。メンタルの部分でも、体を鍛えるというのはいいんじゃないかと思います」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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