青木理が語る北朝鮮のミサイル発射の思惑「これまでとは少し違う見方もある」

青木理が語る北朝鮮のミサイル発射の思惑「これまでとは少し違う見方もある」

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11月18日の大竹まことゴールデンラジオにて、北朝鮮が18日午前、米国本土が射程に入る可能性がある大陸間弾道弾(ICBM)級の弾道ミサイルを発射し、日本政府によると、ミサイルは69分間飛行し、北海道西側の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。というニュースを取り上げ、青木が解説した。

北朝鮮が発射した大陸間弾道弾(ICBM)は、北海道の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。このニュースを受け、岸田総理は断じて容認できないと北朝鮮に強く抗議した。このニュースを受けて青木は次のように今回のミサイル発射の要因を推測した。

青木「北朝鮮のチェ・ソンヒっていう外務大臣がいるんですけれども。声明、談話を出している。談話っていうのが13日に日米韓首脳会談ってのが、カンボジアの首都プノンペンで行われてそこで話された対北拡張抑止の強化について、ものすごく反発していて「アメリカが同盟国たちへの拡張抑止力提供の強化に固執すればするほど、朝鮮半島と地域において挑発的で虚勢的な軍事的活動を強化すればするほど、それに比例してわれわれの軍事的対応は一層激しくなる」というふうに北の外務大臣が言っていた。そういう意味では北にしてみれば日米韓首脳会談での北に対する強硬姿勢、挑発には挑発で応じたということなのか、そう考えれば大竹さんおっしゃったように狙ってEZ内に撃ってきたということもあるでしょうし、ひょっとすると狙ってなかった可能性も排除できない。でもまあ、1段緊張を上げてきた」

また、室井がこれまでの北朝鮮同様、各国に向けたアピールなのではとコメントしたが、それ以外の狙いもあると青木は話す。

室井「絶対的には、アピールよね。自分たちの話を聞いてくれっていう事でしょ」

青木「話を聞いてくれっていう段階なのかどうかっていうのは、専門家の間でも結構分析が分かれていて、バイデンさんは中間選挙に夢中だったし、中間選挙でも共和党が多数派になってまあだからといって多分北朝鮮に対する態度は変わらないんですけれども、ウクライナのこともあったりして、アメリカはちょっと北のことを対応している余裕がない。国連安全保障理事会もロシアとの緊張でほぼ機能していない。なので、ほぼ北朝鮮に対して対応できる状況では国会社会がないんですよね。そうなってくるとミサイルを発射してアメリカを対話の座に引きずり出そうっていうよりは、むしろ力には力をっていうのを見せつけながらある意味でこの技術力を高めていっちゃおうっていう方が主な狙いなのではないかっていう人もいる」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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