ブラジル発祥の音楽だけど全然違うサンバとボサノバ その違いは?
日本のボサノバシンガーの第1人者、小野リサさん。11月15日の「くにまる食堂(文化放送)」では、サンバとボサノバの違いや、知ってるようで意外に知らないサンパウロの街についても語ってくれた。
邦丸「ブラジルっていうと、やっぱりリオのカーニバルのサンバ。♪ジャンジャガジャンガ…」
リサ「(笑)」
邦丸「ああいうイメージがあるんだけど、小野リサさんのボサノバって、しっとりとした日本でいうと京都・奈良?」
リサ「(笑)」
邦丸「ゆったりとした時間が流れる感じがします」
リサ「サンバとボサノバはね、サンバからボサノバが生まれたって言われてるんです」
邦丸「あの陽気な音楽から、しっとりとしたボサノバが?」
リサ「はい、ボサノバはサンバだっていう人もいまして、元々はサンバのリズムがあって、それに色んなものがブレンドされてボサノバになっていったわけなんです。ボサノバってね、ブラジルでは“ボサノバ禅”って言われるくらい日本の禅の思想がボサノバの中にあると言われてるんです」
邦丸「ボサノバ禅?」
リサ「はい」
邦丸「小野リサさんはサンパウロのお生まれです。サンパウロって日本の方が非常に多い街ですよね?」
リサ「日系人の大半がサンパウロに暮らしています」
邦丸「リサさんは何歳までいらしたんですか?」
リサ「私は10歳までサンパウロにいました」
邦丸「テレビのサンパウロの旅日記とか観てると燦燦と降り注ぐ陽光の下で誰一人暗~く生きてる人がいないイメージです」
リサ「ブラジル人は明るいです。サンパウロは高原なので雨もよく降ります。それに湿度があまりないので過ごしやすい場所で1日に四季があります。朝晩は寒いのに、昼になるとお天気で暑かったり…。あと色んな人が暮らしているんですけど、日本人以外にはイタリア人が多くイタリア料理がすごく美味しいんです」
邦丸「そうなの?」
リサ「レストランがたくさんあって、ブラジルの中で一番グルメな人は必ずサンパウロに行ってごはんを食べるんです」
邦丸「へぇ~」
番組では、この他にも小野リサさんがサンパウロでの思い出やボサノバへの思いを語ってくれました。小野リサさんの話をもっと聴いてみたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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