「上京した時はギターも弾けませんでした」TikTokで3億回再生された川崎鷹也が音楽に目覚めた瞬間とは?
2018年に本格的な音楽活動を初め、2020年にアルバム収録曲の「魔法の絨毯」がTikTokで3億回再生された、シンガーソングライターの川崎鷹也さんが11月7日のくにまる食堂にご来店。18歳までギターが弾けなかった意外な経歴を明かした。
野村邦丸アナ「川崎鷹也さんは栃木県・那須塩原の生まれで、お父さんがライブハウスをやってたそうですね。そこでかかってた曲は「魔法の絨毯」とは全く対照的だったとか。」
川崎鷹也「そうですね、アメリカンバーみたいなところでマスターをやってます。そこではいわゆるこうパンクロックがかかってて、僕が小学生の時、お父さんの仕事がそういうライブバーをやってるんだっていうのは分かってたんですけど、外国のバンドマンみたいなトゲトゲのアクセサリーでモヒカンみたいな人がいて、ドコドコドコ!っていう激しい音楽が流れてたので、僕怖くて。お父さんは怖い人だと思ってました。」
邦丸「音楽を志したのはいつ頃なんですか?」
川崎「高校2~3年生になって進路を決める時に、僕は勉強ができないタイプだったので、就職したら何年後かの未来が想像できてしまったんですよ。これはなんか違うと思って、自分のやりたいことをやりたいって思いました。歌を歌うことは昔から好きだったんですけど、かと言って自分で曲を作ったりとか、人前で歌ったりとかはしたことがなかったんですよ。それで高校3年生の文化祭の時にちょっと歌ってみようと思って、マネージャーの薄井と2人で、体育館のステージに立って歌を披露しました。」
邦丸「何を歌ったの?」
川崎「HYさんの「366日」と、サザンオールスターズさんの「真夏の果実」を歌わせていただいて、それが初めて人前で歌った瞬間だったんですけど、「あいつ、歌うまいんだな」みたいに評価されたのが嬉しくて、もっとデカいとこで沢山の人に届けたいんだと思って東京に出てきた次第であります。」
邦丸「その体育館でみんな「うおお、すげー」って感じになったわけだ?」
川崎「なりましたね。毎年あの歌やバンドはあると思うんですけども、先生が教師生活で一番良かったよって言ってくださったりとか。それまでは、みんなの前で歌うタイプではなかったので、音楽のスキルや表現力があるような自覚は全くなくて、文化祭で初めて「自分が歌って誰かに何かを届けることがもしかしたらできるかも?」みたいなことを初めて思いました。」
邦丸「それで音楽の専門学校に入った時にギター買ったんだって?それまでギターは弾けなかったの?」
川崎「弾けなかったです。僕は手ぶらで東京来てます。」
邦丸「そっから自分で曲を作るようになったわけだ。」
川崎「ギターは全く弾けなくて、音楽の専門学校のボーカル科に入ったんです。それで1週間に1回か2回ある、ギターの選択授業を受けて、「コードエフ?」みたいなところから始めたんですけどで、入学1ヶ月目ぐらいに、僕ライブをやったんですよ。もう、ギターも弾けないオリジナル曲もない状態で、東京に来たからライブしなきゃと思って、5曲全部カバーのスローバラードみたいな。その時18歳だったんですけど、他の共演者は同じ18歳で5曲ともオリジナル曲でやってたんですね。それで「すごい人が東京にはこんなにたくさんいる」と気づいて、そこから音楽スタジオでバイトをして朝までギター弾いて、そのまま専門学校に行ってギター弾いて、というのを2年間やりました。」
そんな川崎さんは作詞家の松本隆さんから、あることを言われて頭の中が真っ白になったとか。その一言人が気になる人はradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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