北朝鮮がICBM発射、日本の対応は…青木「必死でなんとか対話の道を作っていくことが大事」
11月4日の大竹まことゴールデンラジオにて、北朝鮮がICBMを少なくとも計3発の弾道ミサイルを東に向けて発射したニュースを取り上げ、大竹、室井、青木がコメントした。
アメリカ本土を射程に収める大陸間弾道ミサイルICBMと推定されるものが発射された。これは途中で失速して実験が失敗した可能性があるということだが、ICBMと見られるミサイルは3日午前7時49分頃に平壌の順安付近から発射されて飛距離はおよそ760キロ最高高度は1290キロ速度はおよそマッハ15だったということで新型の火星17と見られている。このニュースを受けて意見を求められた青木はこのように話す。
青木「北朝鮮がミサイルを連発している、もちろん安全保障上の重大な脅威である。日本だけじゃなくて韓国にとってもアメリカにとってもそうなんですけれど、これにどう対峙するか対応するのかっていう時に今1番の問題なのは、北との間で対話の窓口ってのがほぼなくなっちゃってる。つまりアメリカは中間選挙があって、ウクライナの状況もあって北のことなんて構ってられる状況じゃない。しかも国連の安保理なんかは、ウクライナ問題もあるし機能不全になっちゃってる。しかも日米韓の連携って言うんだけど韓国と日本が最近麻生さんが韓国に行ってなんとか、立て直そうとしている動きはあるんだけれども日韓がダメで対応できないっていうことになって北朝鮮は一方的にミサイルをどんどん撃ってくるんだけど韓国も尹錫悦政権になってそれに対抗して強気に出りゃいいんだっていう対応になっちゃってる。こういう状況で対応の窓口がほぼなくなっている」
さらに、青木はこのように続ける。
青木「どうやら今回のICBM、火星17ってのは、射程が1万5000キロぐらいあってアメリカを射程に入れている。だからアメリカのある種レッドゾーンを超えてきたとも言えるので相当深刻なんですけれども、韓国はその日本海におちたところまで追尾できてるらしいんです。ところが日本は消失しちゃったって言っている。これを見るとやっぱり撃ち落とすなんてのはほぼ不可能に近い。そうなってくると北朝鮮これとどうやってね核ミサイルの問題でなんとか自制させるような対話のルートってのを作っていくのか、これに対抗するって言って日本は今度は年内に作る防衛文書でね、敵基地攻撃ってのを明記してしかも最近トマホークまで買うって言い出してるんだけれども、日本だって決して財政状況良くない中でどこに金使うのか。自ずからやっぱり日米韓の関係をケアしつつ北朝鮮とどうやって対話の道を作っていくのかっていうのをもちろん限界ありますけど、でもやっぱり必死で対話の道を作っていく、考えていく、議論していくことが大事」
青木の話を聞いて、大竹はこのように語った。
大竹「議論したあと私たちの国はこの物語をこういうふうに考えています。こういうふうに持っていきたいと思っていこうではありませんか。そういう透明性の高いことが必要なんだけど、いつも青木さんが言うようにそこら辺がちょっとブラックボックスになってて伝わってこない」
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