公園の遊具、進化中! 安全で自由、バナナ型のすべり台とは!?
11月2日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「公園の遊具」だった。感覚的に「減ってきた」と思われがちだが、それに反するデータもあるという。
西川あやの「令和元年、全国の都市公園の遊具の数は39万2027基。一方、平成22年では37万1766基。遊具の数自体は全国的に増えているんですって」
永井玲衣「直感に反しますね」
西川「ちなみにどの時代も一番多いのはブランコ。続いて滑り台、砂場の順。ではどういうものが減っているかと考えると、箱型ブランコや回転式遊具なんですね。地球儀みたいなののほかにもコーヒーカップとか……」
特定の遊具が減った事情、その危険性などを説明した後、現在の遊具事情も紹介した。
西川「令和のいま、無難な遊具しか登場しないのでしょうか。じつは遊具業界も昨今の公園事情を踏まえてどんどんアップデートしているそうなんです。たとえばパブリックスペースの設計デザインをする株式会社コトブキでは、次世代遊具として安全と自由度を兼ね備えた遊具を発表しています。スタジオに資料があるんですが……、バナナ型すべり台、クリーパー」
大島育宙「あ、見たことある。説明、難しいぞ……」
西川「階段がないんですよ。どちらもすべり台状になっていて……。バナナの皮を……ドンキーコングみたいな状態で」
永井「ドンキーコングみたいな(笑)?」
西川「房の部分を持って、そのまま皮を置いてください。広がりますね? そこがすべる部分になっています」
永井「四方八方ということですか?」
西川「二方です(笑)。どちら側からも登ったり滑ったりできる。千葉大学環境デザイン研究室の原寛道さんが開発したそうです。このコトブキさんの遊具は、経年劣化しにくい金属を使用していて、子供がなめても平気な塗料を使っているんですね」
大島「逆に言えばいままではなめたら危ないものもあったということですか?」
西川「かもしれません。クリーパー、見てみると鋭利な部分がないというか」
大島「丸みがあります。全部曲線でできていますね」
西川「耐久テストも厳しく行なっているそうです」
大島「ひらがなの『へ』の書き始め、書き終わり、どちらからも登れる構造になっている」
このほか最近注目されている「インクルーシブ遊具」の情報も紹介した。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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