加藤登紀子「事故があってから1か月歌えなかった“知床旅情”。今はあえて歌っています」
歌手の加藤登紀子さんが半世紀歌い続けている“知床旅情”。しかし事故後はつらくて歌えなかったという。11月1日「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、ギターを弾きながら生で歌声を披露してくれた。
大竹「今日は生で“知床旅情”を歌ってくださるそうですが、お歌いになるには葛藤もあったと思いますけど…」
加藤「そうですね。一時期はちょっとやめてましたけどね、事故後一か月くらいはつらいから。だけど私は一刻も早く知床に行きたくて」
大竹「はい」
加藤「なかなか現場に行けなかったんですけど、斜里町に近い街でコンサートした時、斜里町長もみえて、やっぱり『凄い観光客が減ってて寂しいんだよ』って。まだまだ本当に苦しい、つらい。でも船の観光は始まったんですよ」
大竹「はい」
加藤「だから私は色んな意味で亡くなった方のことをしっかり見守りながら知床に沢山の色んな方が行っていただけたほうで嬉しいなと思います」
大竹「色々な声がある中で歌っていくことを選択なさって、それが元気の後押しをするんじゃないかってお思いになって。2011年の震災の時もそうでした。お笑いとかがね自粛に…」
加藤「そう。2011年の時はね、私も結構早く現地に入ったんだけど、永六輔さんが『笑っちゃいけない。泣いたりしてなきゃいけないみたいなのはおかしい。こういう時こそ、みんなで歌ったり、笑ったりしなきゃいけないんだよ』そんなことを語り合ったことを思い出します」
大竹「色々な思いはあると思いますけど、まだ発見されてない方もいらっしゃる中ですけど、永さんがおっしゃった通り、こういうことをやっていくことのほうが大事だと加藤登紀子さんが選ばれたのはとてもいいんじゃないかなと思います。ところでスタジオで生歌は…失礼ですけど大丈夫ですか?」
加藤「大丈夫かって私コンサートやってるのよ。あれは全部生なのよ」
~加藤登紀子さん“知床旅情”生歌披露~
番組では、この他にも加藤登紀子さんが知床への思いを語ってくれました。聴いてみたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
加藤登紀子さんは番組の「大竹メインディッシュ」のコーナーにご出演です。
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