上野動物園にカンカンとランランが来て50年!
写真・(公財)東京動物園協会提供
双子パンダ 左がレイレイ 右がシャオシャオ
平日午後5時から全国33局ネットでお送りしているニュースパレード
50年前のきょう昭和47年10月28日、日中国交正常化を記念して
中国からジャイアントパンダのカンカンとランランが日本にやってきました。
今、上野にはあちらこちらにパンダがいます!
JR上野駅前にはこんなパンダ…皆さん熱心に写真を撮っていました。
30日まで「うえのパンダフェスタ」としてイベントや企画展が開かれています。
きょう取材した上野動物園
開園前から多くの人が並び、双子パンダを見る列は午前10時30分には70分待ち…
双子パンダは「パンダのもり」の屋外にある木に登ったり、枝をゆすったり、落ちて歩いてみたり…
それはそれはかわいい姿を見せてくれました。
インタビューした来園者は、皆さんとても嬉しそうで大満足していました。
園内には記念パネル「パンダと上野動物園──ことばで紡ぐ50年の歩み」が展示され、カンカンとランランの輸送箱も展示されています。
50年前に中国から移動してきた時の輸送箱「オリ」ですが、緑の木でできていて、中はステンレスで強化されています。
パネル展は、50年前初めて飼育したカンカン・ランランを迎えた様子から、去年生まれた双子パンダの誕生まで、年表や写真と合わせて、関係者の言葉とともに紹介しています。
パンダ来日50周年の記念の切手は一部売り切れも…
輸送箱は12月28日まで、パネル展示は来年4月9日まで公開。
私も50年前、カンカン・ランラン来日の頃をとてもよく覚えています。
小学1年でしたが、見に行ったクラスの女の子は羨望の的となり、担任の先生から感想をきかれ「寝ていた、太っていた」と話していたのを記憶しています。
当時の女の子は、ほぼみんなパンダのぬいぐるみを1~2体持っていましたね。
きょうも服やバッグ・靴まで、パンダグッズで固めている方が何人も来ていました。
男女問わず、年齢も問わず、パンダは人を惹きつける魅力があるようです。
写真・(公財)東京動物園協会提供(左 シンシン、中央 レイレイ、右 シャオシャオ)
写真・(公財)東京動物園協会提供 シャオシャオ
あさって30日にはオンラインの記念講演会も行われる予定です。
日中国交正常化50周年、インタビューした方の中には
「お隣の国なので、もっと仲良くやれるよう考えないといけないのでは…」という声も聞かれました。
気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子