“おっさん”と“おっちゃん”何が違う？

小島慶子「“おっさん”って本来は単に中年男性を指す言葉ですけど、良くない中年男性を指す時に使われることが多いじゃないですか？“おっさん”に相当する人ってどんな人なんですか？」

谷口「私は2012年に“全国おばちゃん党”っていうのを立ち上げたんですね。それはFacebookで6000人の“おばちゃん”が集う会だったんですけど、その時に『“おっさん”の“おっさん”による“おっさん”のための政治やないか！』と私たち“おばちゃん”が愛と洒落でツッコミを入れようっていうのをやってました。その時に“おっさん”を定義したのが『上から目線で悪いことがあっても謝れへんヤツ』端的に言うと『ありがとう』『ごめんなさい』『おめでとう』の言われへんヤツやと言ってたんですね。“おっさん政治”っていうのは男性9割。今の日本の国会議員の性別の比率ですと1割の女の人が言うことを聴いてもらえるわけもなく。おっさんの論理で動いていく。関西弁だと“何やあのおっさん”みたいに“おっさん”っていうのは割とイヤなヤツを指したりする」

小島「はい」

谷口「“おっちゃん”っていうのは愛らしい存在。“おばちゃん”って言うのも“愛らしい存在。それが“おっさん”“おばはん”っていうと途端に可愛げのない言葉になるんです」

小島「谷口さんの今回の本の中でも“おっさん”の定義として『口癖は“みんなもそう言ってる”』、『昔からそうだ』、『村の長には絶対服従』『部下や下請けには高圧的』『退職の日まで勝ち逃げできればが本音』さらに『部下の功績は自分の手柄』つまり『アレオレ詐欺』つまり『あれオレがやったんだよ』の常習犯」

谷口「『あれオレ詐欺』はスピンオフで『あいつ俺が育てたんだ』もあります。

小島「あります、あります。『山口百恵育てた』っていうオジサンに私何度も会ったことあります」

一同「（笑）」

番組では、この他にも谷口真由美さんが“オッサン”について色々と語ってくれました。聴いてみたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

谷口真由美さんは番組の「大竹メインディッシュ」のコーナーにご出演です。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。