「午後四時」は何をするのに向く時間? 歌手や歌人の言葉にヒントが!?
10月19日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「みんなの午後四時」。おやつの三時、退勤の五時に挟まれた「四時」について考えた。
西川あやの「辞書に(名詞として)『午後四時』って載っているんですよ」
永井玲衣「めっちゃネガティブに書かれていますね。『物事の盛りが過ぎたことをいう』って。『ああ午後四時だね』って言っていいんですかね(笑)」
大島育宙「例文ほしいな。『我が社の業績は午後四時だ』みたいな」
西川「このオシャレなBGMはまさに『4 PM』(リー・コニッツ)。モダンジャズのサックスの音色です」
大島「緩やかな、ひと仕事終えた人の午後四時ですね。このあと飲みに行く」
時刻は歌詞にもよく出てくるが、午後四時(16時)は登場回数もほかに劣るようだ。
西川「たとえば『4時』で検索しても引っかかるのはたいてい、午前4時のほう。午後4時を入れた歌もある、ただし量が全然違う。感性鋭いアーティストの方でさえピンときていない」
大島「午前四時は始発待ちとか、若いときの『電車ないから歩いている時間』、起きちゃった時間、という感じですかね」
西川「午後四時を歌詞に使ったアーティストもいらっしゃいまして。文化放送の朝の番組『おとなりさん』の火曜パーソナリティ・高橋優さん。楽曲『牛乳』の中で『過去ばっか増えてって未来が減ってくだけの現状は嫌いじゃないけど16時半の憂いと牛乳の味に涙がこぼれた』」
大島「さすがだなあ、この感性。我々がさっきから話していることを格好よく表現なさっている」
西川「高橋さんは『午前4時』が入った歌も作られている」
大島「全時間で作れるんじゃないですか(笑)?」
西川「永井さんのお好きな歌人・穂村弘さんもご自身のエッセイの中で、『曇天の午後四時が怖ろしい。このどんよりして眠いような、中途半端な悲しい時間を、みんなは一体どうやって過ごしているのだろう』。私たちがリスナー部員たちに問いかけていること、そのものですね(笑)」
大島「高橋優さん、穂村弘さんも書いている。問い自体は意味があるということですよ。鋭いんじゃないですか?」
このあとは午後四時が何に適した時間なのか、識者の見解も紹介しつつ語り合った。「午後四時」についての街頭インタビューの音声も紹介した。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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