モーニング娘。の快進撃に影響した曲も!? ボス、部長など「偉い人」にまつわる曲をお届け!

モーニング娘。の快進撃に影響した曲も!? ボス、部長など「偉い人」にまつわる曲をお届け!

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10月16日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは「偉い人」! この日が「ボスの日」であることにちなんだテーマでした。

鷲崎健「ボスの日ということでございまして。出自は皆さん、それぞれWiki等を見ていただいてですね(笑)。いろんな、偉い人が登場する曲が流れます。1曲目はそのまま『ボス』が出てくる歌でございます」

♪「ボスしけてるぜ」/RCサクセション

鷲崎「僕がRCにハマったのが1985、6年で、そのころはもうスーパースター・RCサクセションだったんですけど。この曲は80年ごろのシングルかな? ファンになってからいろいろと調べていたら、情報が出てきて。

勤労意欲を失わせるという理由で、『有線からかからなくなった』『放送禁止歌のひとつになった』とあって、そうだったんだ……と。『銀座界隈では有線から切られた』みたいなことが書いてあって、『銀座で? 銀座だけで?』と疑問で。不思議だったし、いまも調べるとその情報出てくるんですけど、どうやらウソだったっぽい(笑)」

松井佐祐里「え~!?」

鷲崎「でもそういうので知った方も多いんじゃないかなと。『鷲崎さん、あの放送禁止の曲をかけるの!?』と思った方もいらっしゃるでしょうが、セーフ(笑)! 次は……これも偉い人ですね。あまり会うことはないけど」

♪「村の駅長さん」/松島トモ子

鷲崎「(松島トモ子さんは)僕の世代でも、すごく活躍されているところを見ているか、と言われると、あまりちゃんとは知りませんけど。中野翠さんのエッセイなんか読むと『松島トモ子ちゃんみたいになりたい、憧れた』みたいなことが書いてありました。映画時代からテレビ時代に移っていく中での子役の大スター、といった世代の方です。いま毒蝮三太夫さんの『まむしプロダクション』にいらっしゃるんですね。

3歳のときにデビューというか、ニュース映画みたいなのでバレエをしている映像が流れているのを見て、阪東妻三郎さん、いわゆるバンツマさんが『この子を使いたい。映画に出したい』と言ったのがきっかけで銀幕デビューしたらしいですね。『村の駅長さん』という映画があって、それで歌唱デビュー(1953年)されたと。続いては部長さんが登場します」

♪「ダンス部 部長南原」/ダンス☆マン

鷲崎「ダンス☆マンさん。(松井さんは)世代的にわからないかもしれないけど、モーニング娘。の『LOVEマシーン』の編曲で、当時は時の人でしたね。確かもともと芸人さんで。この曲を聴いたつんく♂さんが、まさに『ダンス部 部長南原』みたいな感じのサウンドに、自分の曲をアレンジしてくれ、と言ってできたのが、あの有名な『LOVEマシーン』。つんく♂さんから話をもらったのが8月8日で、発売が9月9日だったと(笑)」

松井「ええ!?」

鷲崎「プレスがあるから工場に入れるのが8月15日。とんでもない突貫でつくったらしいですよ(笑)。リスキーだけど、このサウンドでやりたいとつんく♂さんが思った。そこからあのモーニング娘。の快進撃が始まったと思うと、すごいですね。天才的なひらめきみたいなものがあったんでしょう。

ネットのやりとりも時代的にできないから、スタジオに人を呼んで。そこで録音している最中に、つんく♂さんは歌詞を書いていたらしい(笑)。グッと次は偉くなりますよ。殿様です、殿様というかトノサマガエル(笑)」

殿様蛙出世小唄」福尾野

松井「終わり方、いいですね(笑)!」

鷲崎「いいでしょう。福尾野歩さんは子供向けのクレイジーキャッツ……今のもクレイジーでしたけど、そう言っていいんじゃないかな。コミックソングと銘打ってはいませんけど、子供が聴いて楽しんで、笑いながら手遊びしたり、体を動かしたりするほうの曲しか僕は知らなくて。たまたま子供向けのCDで知ったんですけど。

そもそも劇団にいたらしく、年間100本以上、ステージをしながら、ご自分では『旅芸人』とおっしゃっていますね。親子で楽しめるファミリーコンサートをするとか。

あと個人の販売サイトみたいなのがありまして。そちらをのぞいてみると、大人向けみたいなのもやっているんですが、とにかく美声といいますか、子供は夢中にならざるをえないような、声をしていますね。また機会があったらかけたいと思いますし、皆さんも福尾野歩さん、チェックしてください!」

松井「はい。楽しみです!」

鷲崎「最後はもう神様です。偉い人の範疇に入れていいのかわかりませんけど(笑)」

♪「ねぇ、神様」/石田長生

鷲崎「石田長生さんは僕らの世代のギターヒーローのひとりですね。僕らより上の世代にとっても、ですが。BAHO(馬呆)という、Charさんとやっていらっしゃったアコースティックのユニットが、ちょうど中高生ぐらいと重なって。ギター持ち始めの自分はとても影響されました。

石田さんはもうお亡くなりになりましたけど、縁あって生前、最後にセッションしたのが……、なんの因果か、僕。神戸の震災を忘れないぞ、というイベントに来ていただきまして。一緒に『Happiness』という曲をやらせていただいたのがたぶん、石田さんにとっても生前最後の、人とのセッションだったとうかがっております。思い出深い方でございます」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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