統一教会と協力関係にある政党は「マフィア」みたいなもの!小説家・島田雅彦が日本の問題点をズバリ指摘
安倍元総理の銃撃事件より前に、要人を狙うテロを描いた小説「パンとサーカス」を発表した島田雅彦さんが10月14日の大竹まことゴールデンラジオに出演。日本の問題点を鋭く追求した。
大竹まこと「今、日本という国は思考停止のような状態で、若者たちはあまり政治を考えなくなってきてるっていう現実がありますね。」
島田雅彦「そうですね。政治の基本原理である憲法や民主主義の理念自体が、ある程度の政治的教養がないと共有できない、伝わらないところがあります。現状の政治を批判しても馬の耳に念仏みたいに聞き流されちゃって、その間に政権は、有権者に対して「一種の反知性主義は正しいのだ」みたいな感じで、「民主主義なんかくそくらえ」と言いそうな勢いで国会も開かなかったりして…。」
大竹「閣議決定で全部決めちゃったりしてね。」
島田「そう、密室政治化してますし、そもそも質疑応答が成り立ってないようなところがあって、もう半分独裁に近いというか、もっと言えば江戸時代の封建制みたいな感じです。(笑)首相はもちろん建前上は選挙で民主的に選ばれてるんだけど、自民党の3割ぐらいは世襲ですので殿様みたいなものです。だから有権者の方も殿様には逆らっちゃいけないみたいな、自発的に服従してしまう体質になっていて、 にっちもさっきもいかない印象です。」
大竹「今、敵基地攻撃能力をいろいろ言い換えたりしながら国が進めていることは、危険な方向に向かってるんじゃないか、と感じてらっしゃる。」
島田「軍備を増強したところでアメリカから兵器を買うだけなので、アメリカの軍産複合体・巨大コングロマリットを支えるだけに終わるのではないかと言う気がします。」
大竹「しかも最新の武器が来るわけでもなさそうですね。」
島田「ちょっと格落ちしたのが送られちゃう。」
室井佑月「しかもリボ払いだよ。日本はもっと「こういう国である」と打ち出していいと思わない?」
島田「まさにそこが問題です。今、政治家の頭の中は、アメリカの意向に沿う政治をやっていれば、とりあえず政治家としての継続性は保てるという対米従属で凝り固まっています。アメリカに忠実な首相は在任期間が長いという法則もあります。でも考え方を1つ変えると、アメリカは常に法外な要求をしてくるわけで、それを断るために首相がいるんですよ。首相は辞任の直前に法外な要求を突っぱねるという形で1番いいことができるんです。ある時期まで毎年首相変わってた時あったでしょ。あれはちょっとネガティブに言われていますけど、例えば福田さんも辞める直前にアメリカからの法外な要求を突っぱねてるんですね。」
室井「えー!そういうふうに見てなかった。」
島田「アメリカの影響下にある国家というのは、なぜか大抵のマフィア化するんです。例えば過去に、中南米とかに民主政権ができたんですが、なんとなく反米的になってしまうんです。それをアメリカが嫌がって麻薬カルテルを支援したりして民主政権を壊してしまう。その結果、アメリカに最大限の強力をするようなマフィア的グループを政権に付けてしまう。」
室井「自分たちの国の影響力を一番にするためっていうこと?」
島田「マフィアの方が操りやすいっていうことですね。そういう観点で言うと、旧東ヨーロッパにもそういう国があるんです。そう考えると、統一教会のような、カルト・反社会組織と協力関係にあるような政党は、大きく分類すればマフィア政権みたいなものかなと思います。」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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