触るだけでアウト! キノコらしからぬ毒キノコ、カエンタケは本当に危険!
10月12日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「毒キノコ最前線」。猛毒を持つカエンタケの発見報告が、この秋、首都圏でも相次いでいるという話題から、様々な毒キノコについて考えた。
西川あやの「カエンタケの写真があるんですが、すごく鮮やかな、オレンジっぽい、赤っぽい……朱色みたいな感じで。棒状の手の指のようなものが生えている、サンゴみたいな形状なんですね。大きさは数センチから数十センチまで成長すると」
永井玲衣「見たことないです。つくりものっぽい」
大島育宙「現代アートっぽいですね」
西川「カエンタケについて、毒に関する本を多く書かれている毒のスペシャリスト、日本薬科大学の船山信次教授に話を聴きました。大人で3グラムほど接種しただけで中毒症状が出る……」
永井「えええ……」
西川「場合によっては死にもいたる。カエンタケが怖いのは、食べなくても触っただけで皮膚の炎症や、ただれなどを起こす可能性があるということ。触った手を口に持っていっても毒が移ることがあるそうです」
大島「怖い! お子さんが散歩中、木の陰に『かわいい!』と触って。夜に具合が悪くなったけど原因わからない、なんていうこともありそう」
西川「カエンタケの報告が増えてきた印象がある、と船山教授はおっしゃっていて。昔からあるけれど、キノコって胞子で増えるじゃないですか。どこにでも生える、気まぐれなんだと。増えている原因はわかっていませんが、近年の気候変動でそういった環境になっているかもしれない、と見ているようで。実際に八王子市や水戸市の公園でも発見されていて、八王子市の公園では人が入らないようにバリケードを設置したと」
大島「設置してもね、そこから胞子で飛んでいって増えるわけだから……」
西川「永井さんは念入りな散歩が好きだから……」
永井「さっきディレクターさんとかにも『触っちゃダメですよ』って注意されたけど、子供じゃないですから(笑)。荷物に付着する、とかはあるかもしれない。ワンちゃんが食べてしまう、とか」
大島「間接的に触れなくもない、というのはありますね」
西川「毒キノコといわれて我々が想像するのって毒々しい、キノコっぽい見た目じゃないですか。でもカエンタケは独特で、そうじゃないから危険だなと思います」
ほかにもワライタケ、ベニテングダケ、ドクツルタケなどの情報も紹介。その毒性や対策についてはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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