自分について話せない…自分について話しすぎてしまう…コミュニケーションの悩みに中元が寄り添う「場面によって上手にできると良いコミュニケーションにつながる」
『中元日芽香の「な」』が、10月10日(月)午前7時に更新され、中元がメールでのコミュニケーションに関する相談に親身に答えた。
今回の相談は、「人に自分の話をするのが苦手で、親や友達に自分に関する話ができない。親と仲はいいが、親に今日の出来事を聞かれた時、適当に答え会話を終了させてしまう。友達と話をする時は、聞き役に徹してしまう。自分をさらけ出すのがとても難しい。どうしたらうまく自分をアピールすることができるでしょうか?」と、
「人と会話をするとき自分の話ばかりしていないか、喋りすぎていないかと不安になることがある。人と良く関わる仕事から、人とほとんど関わらない仕事に変えてから、自分が普段どうやって話をしていたのかわからなくなってしまったのと、普段喋らない分話すことがうれしく、つい話しすぎてしまっている自分に気づき、途中で話を止めてしまう」
という対照的な相談だ。この2人の相談に中元は、
「自分について話せない方と自分について話しすぎているかもと不安な方のお便り。これは、性格とか聞くのが得意か話すのが得意か、好きか嫌いかみたいなことだとも思うが、やっぱり自分の中で足りないなーっていう感じる力はつけたいし、必要とされる場面によって上手に話せたり聞けたりっていうことが自然にできると、より良いコミュニケーションにつながるのではないかなー。磁石で言うところのプラスとマイナスな関係」と表し、1つずつの悩みにそれぞれ答えた。
まずは自分の話をするのが苦手という相談だ。
「別に人と話がしたくないとか一人でいたいっていうことではなく、ご友人に対する私の話なんてという遠慮というか気遣いから自分のことを話す機会がなくなってしまって、今は結果的に自分をさらけ出すのが難しいところにつながっているのかな。どうすればうまく自分をアピールすることができるでしょうかということですが、一つは慣れ。自分のことを話すのが嫌ではないのなら、一つでも話すよう意識してみると今のその気持ち、悩みが変わってくるんじゃないかな。そしてもう一つ。私の話なんて聞きたくないだろうっていうけれど、逆の立場になって考えてみるとどう?友人が話しかけてくれたり真剣に頼りにされるのは嫌な気はしないんじゃないかな。それは友人もきっと同じ。だからこう役割交換をするような感じ?っていう風に考えてみるといかがでしょうか。私も普段話すのも好きだけど、聞くの好きなので自然と聞き役に回っちゃうことがある。属性というかそんなのあるかもしれませんが、アピールするできるようにもなりたいなっていうことなら、慣れも一つだと思います」
次に、自分の話をしすぎてしまうという相談だ。
「自分の話ばかりしていないか不安ということですけれど、転職を経験して、話す機会が以前より減ったことで自分の普段のコミュニケーションについて立ち止まって考えるようになった。背景も合わせていくと以前のお仕事ではコミュニケーションとか意思疎通が求められていたから、自然と会話をしてその時のスタンスがまだ自分の中に残っているっていう事なのかな。お仕事が変わると結構関わる人たちも変わるでしょうし、関わる人数、規模感も変わるでしょうし、求められる役割も変わる。今回そのような気づきにつながったのかもしれない。相手のことを考える心も気遣いももちろん大事ですが、普段喋らない分話すことがうれしくてつい、というそのお気持ちは大事にしていただきたいなーっていうふうに個人的には思いました。喋りすぎて肝心の仕事が進まないとか、相手が迷惑してるってなったらきっと会話を制されるでしょうから、その時にきちんとストップをかけることさえできれば問題ないというか、嬉しそうに話してくれる相手を見たら私もうれしいです」
『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」
-
Profile
-
1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学在学中。 日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。 2011年から6年間、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年にグループを卒業。 自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。