おいしくてあの将軍にも愛された。わさびのポテンシャルは高い!
10月5日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「わさびのポテンシャル」。最近、生産量が減っているというわさびについて、その食べ方、歴史、効果などを深堀りしていった。
西川あやの「水曜スタジオ部員のお2人、わさびは……?」
大島育宙・永井玲衣「大好きです」
大島「僕は子供のころから、白ご飯の最後、お茶漬けにして、わさびを入れて。お行儀悪いかもしれないですけど、いつも夕食の最後はわさび茶漬けだったぐらい」
永井「私も大好きなんですけど、飲食店に行くと、子供に見られるのか、大将に『お嬢ちゃん、わさび抜いといたよ』と言われて(笑)。『え~、嬉しい! 私、今年で21歳なんです』と返事することもありました。昔の話ですよ(笑)。勝手に抜かれがち!」
わさびの歴史についても紹介。栽培の起源は江戸時代にまで遡る。
西川「そもそも自生していたワサビが栽培されるようになったのは江戸時代の初めだそうで。初代将軍・徳川家康にも進呈されました。家康はわさびのおいしさ、(葉の)形が家紋である葵の御紋に似ていたこともあってわさびのファンになったそうで」
永井「そんなファンのなり方あります(笑)?」
大島「そういう逸話、あるんですよ。ワサビストの間では『家康がいなかったら、こんなにわさびは広まっていない』『わさびの歴史の立役者は家康だ』と言われています。静岡に隠居していたころ『ここから出すな』という命令を出したとも。でもそう考えると家康が、広めるのを遅らせたのかな(笑)?」
永井「俺の、とか言っていたらね(笑)」
大島「でもわさびの地位を上げたのは間違いなく家康だ、と言われます」
西川「お寿司とわさびの組み合わせが始まったのは江戸時代の末期ごろ。にぎり寿司ブームとともに、わさびが庶民の間にも広まっていったんです。この組み合わせを発明したと言われるのは和食ファミレスでもおなじみ華屋与兵衛さん」
大島「ええ~っ!? 超偉人じゃないですか。お世話になっています(笑)」
西川「ネタとシャリの間にわさびを入れよう、とか、塗ろう、とか」
永井「いろんなトライ&エラーがあったんでしょうね」
西川「愛されてきた大きな理由に『殺菌能力』がありまして。ネギ、しそ、しょうが……日本には薬味がたくさんありますが、中でも殺菌力、解毒効果は、わさびが特に高いと。またわさびの刺激、眠っている人をわさびの匂いで起こす研究が2011年、イグノーベル賞を受賞。ただのおもしろ実験ではなく、聴覚障害がある方の火災報知器開発に役に立ったと」
大島「非常ベルがなくても起きられるってことですね。これ、もともと食べ物だから、人体に有害じゃないものを出せるというのがいいですね。もちろんわさびの匂いが苦手だよ、という場合は大変だと思いますが、ツンと匂うぐらいだったらね」
西川「どういう面で考えても強いですね」
大島「空間支配力があるっていうことですからね」
もちろん「食」の面での魅力も紹介。大島、永井がそれぞれ、「わさびに合う食品」としてサラダチキン、生わさび丼をプレゼンした。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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