相席スタートの山添が“クズ芸人”になったきっかけ

鈴木おさむ「相席スタートは火が付くのが早かったよね」

山添寛「スタートは良かったんですよね。組んですぐに『THE MANZAI』の認定漫才師にいけて、『M-1グランプリ』が3年目でいけました」

鈴木「そこから山﨑ケイちゃんは恋愛キャラで露出が増えて、山添くんは色んな思いがあったと思うけど、まさかの2022年『ラヴィット！』でクズ芸人としてブレイクしましたね」

山添「クズで一番朝が似合う男になりました（笑）」

鈴木「自分でもビックリしたでしょ？」

山添「本当にそうです！　自分でブレーキかけるのを辞めて、面白いと思ったことだけやろうと。それが“おもんない”って言われようが、この世界を辞めたったらええわ！　と思うようになったら、新しい現場に呼んでいただくようになりました」

鈴木「それは誰かのアドバイスがあったの？」

山添「まったくないですね。コンビで話し合ってとかもなく、“ケイさんがコンビの看板だから、ケイさんの邪魔になることは辞めよう”とかも取り払って、自分が喋りたかったら喋るようになりました」

鈴木「ケイちゃんだけ露出があって、自分はない期間もあったじゃないですか？　そういうときは、どんな思いなの？」

山添「そうなると思ってたんですよ。男女コンビって女性先行じゃないですか」

鈴木「たしかに！　南海キャンディーズはしずちゃんが先で、山ちゃんは後からだったよね」

山添「当然そうなると思ってたので、ケイさんの紹介になるようなネタを作ってたんです。それからコンビの関係性が崩れて、仕事ある方とない方になりました。今までネタ作ってコンビで頑張って来たのに、なんで気付いたらポンコツって呼ばれてるんだろう？　もうええわ！となって」

鈴木「そっか。ネタを作ってる方からしたら思いがあるよね。それで『ラヴィット！』で朝なのに振り切ったわけですね」

山添「めちゃめちゃスベりましたよ。それで生放送中に、もうええわ！ってなって、スベってるのを逆ギレして、そこからまた次も呼んでもらえるようになりました」

鈴木「不思議だよね。それでクズだと言われてから、確実に仕事が増えてきてるでしょ？」

山添「ありがたいことに、いま人生で一番仕事があります」

鈴木「クズ芸人って言われて、クズを演じる人もいると思うんですけど、山添くんはどっちなんだろう？　と思って、今日スタッフさんに聞いたら、“アンケートの返しがめっちゃ遅い。半分も書いてないです”と」

坂口愛美アナ「言ってた（笑）」

鈴木「これは確定ですね！　山添さんはナチュラルボーンクズです（笑）」

山添「違うんです！マネージャーが僕に送ってくるのが本当に遅くて！そんなマネージャーだって、この番組が決まるまで知らなかったです！」

坂口「マネージャーさんのせいにしてる！」

山添「でもパチンコ打ちながら、めっちゃ考えてアンケート返しましたよ」

鈴木「ひどい！（笑）」

「おとなりさん」は平日月曜～金曜の朝8～11時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。