高校女子ソフト部顧問が生徒に暴行 田中秀臣氏は激怒「何ですかこの人、警察呼ぶべきです」
10月4日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、姫路女学院高校ソフトボール部の顧問を務める40代の男性教諭が、生徒の顔を叩き全治1か月の怪我を負わせた事件について、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏が寺島尚正アナウンサーと意見を交わした。
「体罰はされればされるほどダメ」
同ソフトボール部は9月24日の地区大会に参加。その際、1年生部員がユニフォームを忘れたことを同部員の母親からの電話で知った顧問は、腹を立て「一発どつきますよ」と母親に伝えたうえで生徒の頬を殴ったという。
生徒は殴られた衝撃で顎が外れてしまった。しかし顧問はその後も「ベンチに入るな」などと5時間にわたり暴言を浴びせた。この部員は全治1か月の大けがで、精神的なショックもあって現在も登校していない。
寺島アナは「親に話した上で体罰をしたということですが」と話を振ると、田中氏は「親に言うとかそういう問題じゃない」と憤りをあらわにした。
「何ですかこの人、警察呼ぶべきです。親の許可があるのかないのかとか、そういう問題ではありません」(田中氏)
なお、高校はすでに会見を開いており、この教諭による体罰と見られる複数の行為が別の保護者から報告されていることを明らかにした。また、対外試合で会った他校の教員らに対し、部員たちを貶める発言もあったという。
学校の対応について、田中氏は「学校側は説明会を開いたと言いますが、その教諭に対するペナルティの話がありませんね」と指摘し、続けて自身の経験を語った。
「私は、小学校1年から6年まで成績オール1の生徒だったんです。長期休みになると校長先生と担任の先生が私の家に来て『今学期、田中くんは比較的おとなしかったです』みたいなことを言われましたし、体罰上等のような生徒でした。でもね、体罰はされればされるほどダメなんです。そんなもので(問題が)直ることはありません」(田中氏)
田中氏は早大政治経済学部卒。出版社に勤務後、早大大学院へ進み、博士課程を単位取得退学。2008年には上武大学の教授に就任した。田中氏に体罰を加えた先生は、いまの彼の姿をどう見ているだろうか。
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