9月26日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!
先週に続いて、「車いすラグビー」で3大会連続でパラリンピックに出場のパラリンピアン、三阪洋行さんにお話を伺いました。
ここにくるまで、壁はなかったのでしょうか?
パラリンピックに出場はしたけれども挫折の連続ですと答えた三阪さん。
3大会連続出場しましたが選手時代にメダルを取ることができなかった、最後の挑戦と挑んだロンドンパラリンピックも選んではもらえたけれどもコートに立つ機会を得る事はなかったそうです。ただ、その中でも自分にできることを毎日葛藤しながらパラリンピックに挑戦していたそうです。
チームの結果としては今までで最高の第4位。ご自身の中ではメダルを獲って有終の美を飾りたかったと言う三阪さん。「スポーツのトップレベルの世界にいて必ずしも良い終わり方をする事はないんだな」と言うのが、ご自身の中で悔しいキャリアの1つだそうで。
選手次第ではなかなか勝てる機会はなかったけれども、継続してパラリンピックに続けることができたと言うことに誇りを持って、その中で池崎選手など世界で活躍する選手が出てきて。徐々に徐々に日本の車いすラグビーを強くしていけた中で、ロンドンのコートで大泣きをしてもうパラリンピックの舞台に戻る事はないだろうなと別れを告げたけれども、コーチとしてあの舞台に立てたことに本当に喜びを感じ、今までチャレンジしてきたメダルに届いた事が嬉しかった。
パラリンピックのメダルは選手はかけてもらえるけどコーチにはかけられないとの事。なので、表彰台に立つ選手を見るのはとても誇らしかったそうです。
これまで3位表彰台を2回経験している、現日本代表。これからの日本の車いすラグビーに必要なものは一体何なのでしょうか?
リオで3位、日本の自国開催に向けて良い準備ができた中でコロナに。試合の延期で、選手のモチベーション維持、相手の情報収集の難しさを痛感。その中でも経験値は大事だなぁと思ったそうです。
三阪さんも、「いかなる状況でも、大きい舞台でベストパフォーマンスを出す準備をしていくことの大切さ。どんなに能力が高くてもそのタイミングでベストパフォーマンスを発揮する難しさなど、シンプルだけどいかなる状況でも自分の持っている力を発揮すると言うことを世界一になる人たちを備えているんだなぁと感じました。」とおっしゃっていました。
パラスポーツとそこに向かう姿勢については・・・
パラスポーツの世界は、始めるまでのハードルが高かったりと、障害を持つ中でどこか競技に向き合う時間がかかったりするので、できることを見つけて、そこに向かっていく中でプロセスをしっかり伝え伝えられると1番いいなと思います。
1部の人間だけが上を目指しているといつかそれが途切れてしまう「細い糸」になってしまうので分厚い糸・1つの「ロープ」になるようにもっとしっかりとした活動ができればなと思っています。
最後に番組を聞いているリスナーに皆様にメッセージをいただきました。
東京パラリンピックで悔しい思いをしたので、次のパリパラリンピックで日本代表は2回のリベンジに向かって燃えています。直近では10月に世界選手権があるのでそこで結果を出してほしいと言う思いがあります。
車いすラグビー・パラスポーツを通して1番感じたのは、どんな環境であってもどんな状況であっても、その人にはその人の目指す場所が必ずあって、その場所にたどり着くとすごい価値のある場所がある。と言うの自身が体験できたので、今ある自分の環境で悩んでいる人も小さなことからでもスタートして、その延長に待っている場所、自分にとって価値を感じられるなと思う場所が必ずあるので、目指すきっかけになればいいなと思います。
僕はまだまだ「その先に何があるか?」と言うことを見つけ続ける旅をしていきたいと思います。
誰にでも挑戦する権利あるので、あきらめずどんな状況でも、小さな一歩から踏み出してもらえるようになったら、必ずそれぞれ皆さんのゴールに素晴らしいものが待っていると言う思いで、今挑戦することを悩んでいる人はまずやってみること。1つずつ成果を噛み締めながら遠いゴールに向かって信じて走ってもらえるような時間を過ごしてもらえればなと思います。
力強いメッセージを頂きました。
三阪さんの活動を応援するとともに、車いすラグビーの日本代表の活躍にも期待しましょう!
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