高野寛が、プロ活動50周年を迎えた高橋幸宏の「可愛いところ」を打ち明ける!

高野寛が、プロ活動50周年を迎えた高橋幸宏の「可愛いところ」を打ち明ける!

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9月29日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、ミュージシャンの高野寛さんがご来店! 最初のコーナー「今日のA定食」では、元YMOの高橋幸宏さんがプロ活動50周年を迎えたことから、高橋幸宏アンバサダーである高野さんに、高橋さんの功績や素顔などについてお話を伺った。

野村邦丸アナ「高野寛さんは、高橋幸宏さんと鈴木慶一さんが1985年に設立したT・E・N・Tレーベルのオーディションで世に出られたということですが、元々がバンドをやろうという感じではなかったんですか?」

高野寛「バンドもやってたんですけど、オーディション直前に解散してしまって、ちょっとやさぐれてたんですけども(笑)、どうしようかなって思ってた時に幸宏さんたちのオーディションの存在を知って、運試しのつもりで応募したんですが、そこですごくいい評価をいただいて、そこから人生が変わりましたね」

邦丸「当時高橋さんは、もうイエロー・マジック・オーケストラは……」

高野「ええ、『散開』した後で、ソロ活動中心でしたね」

邦丸「デビューアルバムをプロデュースされたのも、高橋幸宏さんだったと」

高野「そうなんです。本当に幸宏さんがいなかったら今僕はここにいないですし、オーディションを受けた当時は自分の中の未来像も曖昧で、ギタリストになりたいなって思っていたんですね。それを幸宏さんが『高野君は声が特徴的でいいから、歌ってみたら?』っていってくださって、それで『じゃあ、シンガーソングライターを目指そう』っていう決心をしたんですよ」

邦丸「YMOは細野晴臣さん、坂本(龍一)教授、そして高橋幸宏さんがいて、それぞれの個性が際立っていて、かといって肩にめちゃくちゃ力が入ってるわけじゃなくて、冗談めかしたことも大好きだったし。その中で高橋幸宏さんは、高野さんにとってどんな存在でした?」

高野「まあとにかく色んな事を僕に教えてくれた先輩ですよね。説教臭いところとか、先輩風を吹かせるようなところはまったくないんですけど、一緒に行動したり、ライブをやったり、作品を作る中で、背中で色々教えてくれる存在ですね」

邦丸「カッコいいですね! 高橋さんはファッションの世界でもスゴいわけでしょ?」

高野「そうですね、本当にいつもオシャレで。あんなにオシャレなミュージシャンを見たことがないっていうぐらいですね」

邦丸「例えば普段ですよ、スタジオなんかにいる時には、高橋さんはどんなファッションでいるんですか?」

高野「ジャケットを着てらっしゃることが多いですよね。で、崩したというか、ラフな格好だったとしても、ポロシャツぐらい? で、絶対にスニーカーを履かないです。必ず革靴」

邦丸「へえ~っ、そうなんだ!」

高野「で、ドラマーは、ドラムを叩く時に楽な靴に履き替えることが多いんですけど、幸宏さんは革靴じゃないと叩けないっていってました。それでいてお気に入りの新しい靴でドラムを叩いたら、ちょっと傷がついちゃって、シュンとしてたりとか(笑)。そりゃ、つきますよね。金属のペダルですから(笑)」

邦丸「へこんでるんだ!」

高野「へこんで。可愛らしいなと思って(笑)。可愛いオジさんなんです」

この後、高橋さんに縁がある幅広い世代のミュージシャンが集結したスペシャルユニット“WALKING TO THE BEATS”によるトリビュート曲「LOVE TOGETHER」(高野さんの書き下ろし曲)をおかけし、その壮大な曲調に酔いしれた。

「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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