人工の流れ星はすぐに消えない!? ビジネスの可能性も広がり続ける宇宙の現在
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、今週は文化放送SDGsウィーク期間の放送。9月22日の特集コーナーは「じつはSDGs? 宇宙開発をクリエイティブ!」と題して、宇宙について語り合った。
放送では宇宙と関連するSDGsの取り組みを、いくつかピックアップした。まずその一例を抜粋する。
西川あやの「宇宙太陽光発電。宇宙にソーラーパネルを設置して、太陽光で発電した電気を地球に送る、という計画なんですね。これまでの太陽光発電はCO2を排出しない代わりに、天気が悪い日は効率が極端に落ちる、というのが弱点でした。それなら天気も関係なく、24時間発電できる宇宙にパネルを設置すればいいじゃないか、という」
入山章栄「我々は太陽光とか風力とか、必要としているわけですよ。自然エネルギーを。曇ったら太陽光は来ない。でも宇宙はずっと晴れている。実現すると究極のエネルギー源になる!」
西川「ここにきて現実味を帯びているということで」
経営学者の入山によれば宇宙はビジネスの面でかなり「成長している」という。
入山「いま宇宙はビッグ・ビジネスなんですよ。なんでかというと、1年間に何千、何百とロケットが打ち上がって、衛星が地球の周りを飛ぶようになっている。というのも、この数年でロケットの打ち上げコストが格段に下がった」
中田花奈「えっ?」
入山「コストが圧倒的に下がるとスマホもパソコンも普及する、そういうものなんですよ。ロケットの打ち上げもガーッと下がった。誰が下げたか、テスラのイーロン・マスクです。あの人、スペースXっていう別の会社をやっているでしょう? あそこが大量にロケットを打ち上げている間に量産コストが下がって。まだものすごく高いけど、いままでに比べるとべらぼうに安くなっている」
中田「へえ~っ! ビジネスかと思うと宇宙に興味がわいてきました」
西川「さすが経営者(笑)」
ほかにも宇宙を身近に感じられるトークが展開していく。
西川「トム・クルーズがNASAと協力して宇宙ステーションで映画を撮影、と話題になりました。2024年、撮影の予定。ほかにも宇宙に注目している日本のベンチャーが研究しているのが、人工の流れ星」
入山「これ、じつは知っているんですけど、ALE(エール)っていう会社があって。創業者は岡島礼奈さん。『流れ星ベンチャー』ということで、宇宙に上げた人工衛星から、流れ星を打つんですよ。何月何日の夜何時にここに来たら流れ星が見られるよ、というのをやる」
西川「厳密にいうと流れ星ではない?」
入山「人工流れ星です。いままで(恋愛の)イベントとなったら花火だったじゃないですか。これからは流れ星になると思います」
中田「願い事を3回唱えたら叶うんですか?」
入山「人工だからね……」
西川「人工流れ星は、速度が本物の流れ星より少し遅いんですよ」
中田「じゃあ唱えやすい(笑)」
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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