「マツケンサンバⅡ」誕生秘話、「コパカバーナ」との共通点を作曲家・宮川彬良が解説!
9月21日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、作曲家の宮川彬良さんが出演。ヒット曲「マツケンサンバⅡ」がどのように作曲されたのか?キーボードを演奏しながら解説した。
野村邦丸アナ「今日は宮川さんが作曲された“マツケンサンバⅡ”はどのようにして生まれたのですか?」
宮川彬良「最初、話が来た時はプレッシャーでした。この曲は歌詞からできてるんですよ」
邦丸「詞先というやつですね」
宮川「詞をもらう前に、打ち合わせから帰る時に電車の中で、みんなが何回も歌うような、1回聞いたらあまりのおいしさにもう1回食べたくなる、バリー・マニロウの“コパカバーナ”みたいな曲が作りたかった」
邦丸「へ~」
宮川「2曲は音の並びは全然違うんですよ。でも、何が似てるか?僕は理論的にわかってる。曲というのは、最初のハーモニー、コードが最後の終わる時の和音と同じことが多いよね。主の和音、つまり自分の玄関から始まるんです。でも、“コパカバーナ”も“マツケンサンバⅡ”も裏口の横のベランダから始まるわけよ。主の和音じゃないところから入って来て、こっちが居間だ、台所だ、風呂場だと色々見て玄関だね~ていう手順で家を内覧してるわけ」
邦丸「なるほど~」
宮川「そういう曲って何が起きるかっていうと、あれ?どこから入ってきたっけ?ってもう1回聞きたくなるんですよ。つまり、脳内ループしやすいと僕は思ってるんです。他にも“君の瞳に恋してる”もそう。」
邦丸「こういう曲は音楽的に名前とかあるんですか?」
宮川「何って言ったらいいかな?不法侵入法とかね」
邦丸「やばいよ。通報されるよ(笑)」
番組では、宮川彬良さんが生演奏でその不法侵入法を演奏しながら解説していますので、聴いてみたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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