俳優・原田龍二の人生感を大きく変えたのは、あの過酷な旅番組だった!

俳優・原田龍二の人生感を大きく変えたのは、あの過酷な旅番組だった!

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9月20日の「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー、「10時のおとなりさん」に、俳優の原田龍二さんが登場!芸能界に入ったきっかけはスカウトで、芸能界にはまったく興味が無かったという原田さん。役者のお仕事が増えてきても、あまりやる気にならなかったとが、そんな原田さんの考え方を変えていったものとは?

原田龍二「24歳ぐらいから、『世界ウルルン滞在記』というドキュメンタリー番組でちょっと特殊な場所に行くようになるんですよ。そこは電気もガスも水道もない辺鄙な場所ばっかりで、いわゆる不便・不衛生といわれている場所。当然暑かったり寒かったり。そういうドキュメンタリー番組で自分の価値観みたいなものがどんどん壊されて、衝撃を与えられていくんですよね。そんなことを経験しながら、人生の勉強というか人間の勉強というか、その中で色んなことに気付いていくんですよね、今いただく仕事のありがたみとか、何で生きてきたんだろうというような哲学的なことまで、自分の中で生まれてきたりして」

高橋優「深いですね!要は役者というお仕事と言いつつも、ひとつの経験からすべてのご自身の人生の経験値になっていってるっていう……」

原田「役者だけやっていてもダメだったと思いますね。色んなそういった仕事を経験することで、気付かなかったことに目がいくようになっていったんですね」

高橋「行かれた場所はどこも過酷だったわけですよね?」

原田「もちろん過酷ですよね、食べものだって現地の人と同じものを食べるわけだし、言葉も通じない。で、『世界ウルルン滞在記』ってほったらかしにされるんですよ。それがその旅人の色んな人間力を試すというか、中から出て来るもので言葉の通じない現地の方との交流をはかるという番組なので。待ってるだけじゃ何にも物語が進んでいかないので、自分は今何をすべきかとか、ここでこの人たちの役に立つのは何をすればいいのかな?というのを自分で探して動くようになるんですね。何とか現地の人たちに認められようというのかな?それで言葉は通じないんですけども、何か伝えたい、向こうも伝えたいという心の交流や不便な状態が楽しくなってきちゃって。毎年のようにどこかしらに旅行する、お仕事をいただけるようになったんですけどね」

高橋「僕が原田さんにどうしても聞いてみたいのは、心霊系の取材のお話なんですが」

原田「我々必ず死が待ってるじゃないですか。皆さん平等に必ず。ただ、僕は死を恐れずに、死んだ後にも世界があると思っているんですよね。その世界の予習をするために心霊スポットに行ってるんですよ。肝試しじゃなくて。何かそういう場所に行ったら、霊の先輩方から何か学びがあるんじゃないかと。我々もやがて霊になるわけですから」

坂口愛美アナ「で、今YouTubeチャンネルで『ニンゲンTV』という番組をされてるんですね?」

原田「僕は霊も見えなければ、そういうスポットに行っても何も感じないので。山形にちょっと知り合いの、能力の長けた方がいるので、その人に同行していただいて、見解を示していただいて。結局心霊スポットといわれている場所でも、まったく霊がいない場所とか、逆にパワーをもらえる場所だったりもするんですよね、その人の見解では。なのでそういったところへ行って、僕、全然霊は怖くないので、行って自分が何を感じるのか、感じたことは何なのかというのをその方に聞いたりしながら」

高橋「僕は今38歳なんですけど、10代の頃とかすごい数の心霊番組が放送されてたじゃないですか。そういう番組を見てると、『この場所は空気が違う!』ってありますが、実際どうなんですか?」

原田「みんな大袈裟にやるでしょ?見えてないのに見たようなフリしたりして。それは霊に対する冒涜だと思うんですよ。だから僕も感じなかったら感じないっていうし、とにかく霊に対して失礼のないようにしています」

高橋「霊への礼儀!」

原田「そこを大事にしないとインチキだといわれたりね、ネガティブな印象を植え付けられてしまうから、テレビからだんだん消えていってしまうんじゃないかと思いますね。一切ヤラセとかは無しで、ガチで、自分が体験したことをそのまま放送するというのをモットーにしています」

この後も、原田さんが探している「座敷わらし」の不思議な体験談や、最新の著書である小説「精霊たちのブルース」のお話など、興味深い話はまだまだ続いた。

 

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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