村上信五くんと経済クン「日経業界地図2023で学ぶ！今注目の業種・業界」

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【「日経業界地図」とはどういったものか？】
177の業界テーマと約4400の企業・団体という膨大なビジネス情報をまとめた書籍。日々企業を取材している日経新聞の記者がそれぞれの業界を担当していて、企業同士の関係をビジュアル化したメインの地図のほか、基礎知識・最新の動向やキーワードというパートがあり、様々な業界の基本が一目でわかる内容となっている。
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【2023年・見通しの明るい快晴業界は？】
⓵メタバース
→メタ（超越）とユニバース（宇宙）を組み合わせた造語。現状ではアバターを自分のかわりに仮想空間で人と交流したり、エンターテインメントを楽しんだりする形態をさすケースが多い。ビジネスや医療、防災などへの応用も期待されている。今世の中で注目が集まっているトピックで、今回から追加されたページ。

⓶eスポーツ
→PCやスマホ、ゲーム専用機を使い、ビデオゲームで対戦するスポーツ競技。新型コロナによる巣ごもり需要で競技人口が増えた。今後、有観客で開催されれば多くの集客が見込まれる。

⓷商社
→コロナ禍で落ち込んだ需要が今急に回復していて、それに伴う資源価格の高騰が追い風となっている。各社の業績は極めて好調。
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【2023年・雲行きがあやしい業界は？】
⓵旅行
→訪日観光客については入国制限を緩和しているが、まだまだ。コロナの影響は続いている。国内旅行に関しては回復の兆しが見えてきている。

⓶清涼飲料
→人出の回復や猛暑の影響で、販売量自体は伸びたが、原材料高や円安、燃料コスト高が利益を押し上げる形。
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【今回の特集⓵「デフレからインフレへ そこにあるビジネスチャンス】
日本は長らくデフレに苦しんできたが、世界的に物価上昇・インフレの波が押し寄せている。これをきっかけに、異常なデフレから正常なインフレに移行するために何が必要なのかをマネックス証券のスペシャリストにインタビューした記事。キーワードとなるのは「人的資本」。それにいかに投資するかがキーとなってくるとのこと。
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【今回の特集⓶「テクノロジー期待度番付」】
日経BPの専門媒体編集部と総合研究所は、今後、有望な技術・テクノロジーを毎年リサーチしていて、この特集では今後期待できるものを100個あげている。その技術をもとに、ビジネスパーソン1200人に2030年に期待できる技術をたずね、上位50件をまとめた。

第５位：量子コンピュータークラウド
→次世代の計算機・量子コンピューターをクラウドサービスとして利用できる。

第４位：カーボンリサイクル
→排出された二酸化炭素を地中に貯蓄・再利用する技術。大気中の二酸化炭素を分離回収し、プラスチックの原材料にしたりできる。

第３位：e-Fuel（代替燃料）
→水素と二酸化炭素の合成液体燃料。カーボンリサイクルのひとつでもある。ディーゼル車や水素エンジン車の燃料として期待されている。現時点では既存の燃料よりだいぶコストがかかる。

第２位：CO2フリー水素
→太陽光や風力など再生可能エネルギーを使ってつくられる水素。

第１位：水素の大量輸送
→水素は脱炭素時代の主力燃料として注目されているが、今まで海外で作られた水素を日本に運ぶのは、冷やして液化し、専用の船で運ぶ必要があった。それが、水とトルエンを電気分解して液体にして運搬し、そこから水素を取り出すことができるようになった。常温で運搬できるようになったので、特殊な船がいらず、大量輸送が可能になる。
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新たなエネルギーに移り変わっていく過渡期だというのがよく分かる講義でした。コロナ禍や円安、物価高など、状況が刻々と変わる今の時代、しっかりと生きていきたいなと改めて感じました。また、この日の放送では、この番組がきっかけで行った奄美大島旅行についてもお話しさせて頂きました！またリベンジできますように！
坂口愛美