愚痴に対して、「でもさぁ」と言ってしまう…という悩みに心理カウンセラー中元が答える「自身の意見をちゃんと言えるって素晴らしいこと。だけど…」
『中元日芽香の「な」』が、9月11日(月)午前7時に更新され、「ちょっぴり長電話」のコーナーで愚痴を言われたときに、でもさぁと言ってしまう。どうすれば相手に共感したことを言えるようになるのかという相談に親身に答えた。
今回の相談は、「人に愚痴を言われたり相談された時に相手が求めているであろうことを言えない。職場での人間関係について愚痴を言われた時にだよねーとかわかると共感をしていることが言えず、「でもさぁ」から入ってしまう。相手が職場の上司や同僚の文句を言ってきても、一方的に感じてしまいフェアな立場で問題を考えてしまう。どうすれば相手に共感したことを言えるようになる?」という相談だ。
この相談に中元は、
「お話を聞いていると、同調圧力というか、思ってもいないけれどわかるって言っちゃう人が多いこの現代において、でもさあと、ご自身の意見をちゃんと言えるって素晴らしいことだなと私は思う。ただそれによって自分が求めてる答えをくれないから話すのやめようみたいに、職場の方たちが離れていったりしまわないかなっていうのは少し心配」
と、意志の強さを称賛したうえで、愚痴を言う側の心理についても言及した。
「愚痴を言うことで、仲間かなどうかなってちょっと見極めるとか、そういった話題にもなるし、うまくいったら仲間意識も強くなるしみたいな?他の話題で盛り上がれたらもっとこうポジティブな雰囲気になりそうな気はするけれど、それも一つの処世術という人もいる」
その中で、どちらかの肩を持つではなく、相手に共感できる言葉が欲しいという相談者に対して中元が考える「でもさぁ」以外の言葉とは…。
「「そうなんだ」っていう言葉。相手に対してイエスとも言ってないし、あなたはそう思ってるんだねっていう意味でのそうなんだ。相槌にも似たうんうんとかそういうこと。自分もNoとも言ってないし、相手の肩を持つでもないそうなんだ…詳しくみたいな。なので反射的に出てくる言葉を強制するのは簡単じゃないと思うんですけれど、そうなんだって次言われた時にちょっと言ってみようっていうふうに頭の中に入れておくと今までの話の展開とちょっと流れが変わるのかな」
相談終了後、中元はコミュニケーションの中で、相槌のバリエーションを増やしていくのが大切かもしれないと語る。
「悪口に対して、これ一方的じゃない?っていう目の付け所と言うか、考え方はすごく素敵。それに対して、言いたくないことは言わないぜっていう芯の強さもいいなと思った。そんな中で、相槌のバリエーションを「だよねー」「わかる」「そうなんだ」「でもさー」と増やしていくというか、コミュニケーションをとっていく中でこれも使えるかもって思ったことをスマホのメモ帳とかにストックしておくのはやりすぎ?でも、色々な人とコミュニケーションを取る上で、多くて困ることはなさそうな気がする。「マジか」みたいなのもそうかも」
『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」
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Profile
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1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学在学中。 日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。 2011年から6年間、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年にグループを卒業。 自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。