中元日芽香が考える『後悔』とは?「悩む姿が人間らしいっていうのが個人的な考え」
『中元日芽香の「な」』が、9月5日(月)午前7時に更新され、後悔について中元の意見を聴きたいというメールでの質問に答えた。
今週は3人のお悩み相談に答えた中元日芽香の「な」。特に、2通目の、後悔についてのメールは、中元自身1時間くらい喋りたいテーマと語った。
「私が最近考えているのは後悔についてです。よく後悔のないようにとか悔いのないようにと言いますが、正直私は無理だと思っています。本当に後悔のないように生きようとしたら、友達にLINEを送ることも躊躇してしまうし、進路も決め切ることができないんじゃないかなぁと。中元さんは後悔について誰かに聞かれたらなんて答えていますか?」
中元は後悔について、このように考える。
「後悔について、私も無理だと思う派ですね。後悔はするよ!っていうふうに。後悔は、後からやってくることなのでそうならないように行事の始めとかに、どうか後悔のないように過ごしてくださいねって先生方はおっしゃる。でも後悔しちゃダメっていうことではない、と私は思う。やらない後悔よりやる後悔はそれはそうだと思うし、後悔の無い生き方ができたら、もちろん気持ちがいいけれども、そういう訳にいかないからこそ悩むし、そういう風に悩む姿が人間らしいっていうのが個人的な考え。いつまでも抱えていて気持ちが良くない後悔は、今の私の仕事であるカウンセリングとか友人に話すとか、そういったことで手放すのが一つの方法だし、後悔の中に学びがあって次は同じことにならないようにしようとか、後悔を成功の糧にしたい人もたくさんいる。私なんかは、死ぬ直前に病床で後悔したことベスト5とかで検索するような人なので、後悔がゼロになった時に人として成熟したわけではないと思うし、後悔しない生き方だけが褒められた生き方じゃない。むしろ一生あーすればよかった、もっとこうしておけばって思うと思う。でも、それでいい。後悔したからこそできる話とか、わかる人の痛みがあるんじゃないかな。すごく身近な話だと、LINEとか友人に送った後で言葉のチョイスちょっとミスったかなぁとかくよくよして、送信取り消ししたいなぁと思って、そのまま送信取り消しすることもあるし、送られた側はなんやねん気になるなって感じだと思うんですけど。過去の後悔で言うと高校の友人ともっと交流しておけばよかったなぁみたいな、今となっては回収しようのない後悔もあったりするので、大人たちに後悔していることありますか?って聞いたらみんないっぱい出てくる。でもそれが味になってたりして。後悔が一つもないっていう人もいいけど、それだけじゃないんじゃないかなというのが、中元の考えです」
『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」
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Profile
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1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学在学中。 日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。 2011年から6年間、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年にグループを卒業。 自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。