「おい松平、違うぞ!」さすがの暴れん坊将軍も成敗できない!?撮影中に突然乱入する師匠・勝新太郎さんの思い出を松平健さんが語る

「おい松平、違うぞ!」さすがの暴れん坊将軍も成敗できない!?撮影中に突然乱入する師匠・勝新太郎さんの思い出を松平健さんが語る

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日本テレビの「24時間テレビ」に出演して話題になったばかりの松平健さんが8月29日の「くにまる食堂」に登場。役者を目指して上京し、いかにして役者の師匠である勝新太郎さんと出会ったのか?様々なエピソードを披露した

野村邦丸アナ「松平健さんの師匠といえば勝新太郎さん。どんな出会いだったんですか?」

松平健「俳優の養成所に入って3年目から舞台に出させていただいて、その脚本を書いたのが直居欽哉先生という座頭市の本を書いた方だったんですね。その方が「勝プロ」のプロデューサーを連れてこられて、観ていただいたら「キミ一度ウチの「勝」に会ってみないか?」とお誘いを受けたんです。」

邦丸「嬉しかったでしょう。それで勝さんにお会いになった?」

松平「勝さんは東京のテレビ局に来てて、そこの控え室に会いに行って。いやー緊張しましたね。(笑)やっぱり映画でしか見たことなかったので。「失礼します」って入っていったら、座っていらしてぐっと振り返ってね。下から上までジローッっと見られて。「松平健です」「おう、おめえ京都来れるか?」って言われて。「はい」って言ったら、もうそれだけですね。それで京都に行ったら座頭市の撮影をやってたんですけど、すぐ中止して。「おい松平、ちょっとカメラの前に立て」、「俺の言うことをちょっとそこでやってみろ」って言われて、「今お前は、お母さんの墓参りに来てるんだ。お前は若い頃にずいぶんやんちゃして、それでお母さんに何ていうんだ」って。次に「ちょっと怒った顔をしてみろ」、「嬉しい顔してみろ」っていろんな表情をカメラで撮って、その後「じゃあこれからお前、オレのそばにいて、オレのつけてる芝居とか、ゲストの人の芝居観て勉強しろ」って言われて、半年ぐらい京都で付いて回りました。」

邦丸「そこから師匠弟子の関係が始まった。」

松平「撮影が終わったらもう東京帰られましたので、たまに事務所会でお会いするぐらいでしたね。」

邦丸「勝新さんは「お前は主役だけやれ」って言ったそうですね。」

松平「21か20歳のころかな?「人間の条件」っていう連続ドラマのオーディションに受かったんですね。それが初主演で、終わった後、あまり仕事がなかったんです。そのとき、相手役のオファーとか、元いた劇団からゲストに出てくれとか、いろいろな話が来て、勝さんに相談したら「お前はなあ、主役以外やるな。その代わりお前、給料やるから」って言われました。」

邦丸「そして「暴れん坊将軍」がスタート。たまに撮影に勝新太郎さんが来られたそうですね。」

松平「ああそうです、突然。」

邦丸「突然来ちゃう?」

松平「近くに「大映」があってそちらにいたので。撮影テストをやってると「おい松平、違うぞ!」とか言って割り込んできちゃう。(笑)監督さんもびっくりしてね。」

邦丸「天下の勝新さんが演技指導を始めちゃう。」

松平「そうですね。「こっち向いた方がいい」とか、途中で化粧を直してくれたりしました。」(笑)

こんな勝新太郎さんに会うより前、実は健さんは石原裕次郎さんの実家に押しかけたことがあるとか。どうなったのか気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。

「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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