安倍元総理国葬の違和感。大竹「閣議決定で決まっちゃったら国会の意味ないじゃん」
8月26日の大竹まことゴールデンラジオでは、「安倍元総理の国葬費用が2億5000万円かかるということが、閣議決定された」というニュースを取り上げ、大竹と青木がそれぞれコメントした。
安倍元総理の国葬の費用が2億5000万円かかることが、閣議決定された。産経新聞による世論調査でも国葬に反対の声が多数だった。このまま国葬を強行すれば岸田内閣の支持率が急落する恐れがあるという声もある。今回の国葬について、青木はこのようにコメントした。
「9月27日にやるということなんですけれど、おそらく政権は今更引っ込められないのでこのまま突っ張るんでしょう。多数の人が反対をしている中で100歩譲ってやるのだとしても、国会できちんと議論をして、今後やるとすればどういう基準で国葬をするのか、そもそも予算をどう使うのか、我々の代表者である国会議員が予算、我々の税金をどう使うのか決めるのが、財政民主主義の一番基本的なところ。基本的には国会で議論をし、必要であればきちんと法的根拠を作って国葬をするということをしないと今後に禍根を残す。あえていうんだったら安倍晋三さんに対して僕は、批判的でしたけど、安倍晋三さんっていう政治家の今後の評価を考えても、下手すると国葬の時に海外からいろんな指導者の人たちが来るのかもしれないけれども、場合によっては、国葬やっている時に反対デモが起きるようなことになるでしょうおそらく。そうなると安倍さんにとっても決して良くないような気がする」
大竹は、青木の意見に同意しつつも、今回の閣議決定に対して違和感があると話した。
「青木さんがおっしゃったように、どういうルールと、どういう基準で、国葬っていうのはちゃんと位置づけてってそれがまずない。なくてやるのはちょっとおかしいよね。もう一つこれ閣議決定だと。一番引っかかるのは、閣議決定でいろんなこと決まっちゃったらだよ。国会には与党も野党もいろんな国会議員の人が背中に何十万票って票を背負って、国民の声を、いろいろ意見を言おうとしている人たちがいるわけだ。閣議決定で決まっちゃったらこの意見いらないじゃん。この意見なくていいっていう話じゃん。じゃあもうもう全部ここで決まんならだよ。全部何のために私たち選ばれた、選んだんでしょうかってみんなが、首を傾げる話になっちゃうじゃん」
青木も大竹の意見に同意し、次のようにコメントした。
「本当にそこが民主主義の一番基本のところで、多数派の与党からその政権を作るんだけれども、でも与党も野党も行政府をきちんとチェックをするのが国会の役目だから、例えば2.5億円安いか高いかっていう議論ではなくて、その2.5億をそういう使い方していいのかっていうのを国会で議論する。あるいは、国葬ってものが果たしていいのかってことを国会で議論しなきゃいけないのに国会が今開いてないですからね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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