ウクライナ独立記念日となる8月24日、 ウクライナ留学生・オリハ・パーダルカさんが心境を語る。 「自由で独立したウクライナで生まれ、長年生きてきたことを嬉しく思います」

ウクライナ独立記念日となる8月24日、 ウクライナ留学生・オリハ・パーダルカさんが心境を語る。 「自由で独立したウクライナで生まれ、長年生きてきたことを嬉しく思います」

Share

文化放送をキーステーションに全国32局の制作協力で月曜日から金曜日の午後5時からお送りしている『ニュースパレード』に、ウクライナ留学生・オリハ・パーダルカさんがコメント出演しました。

オリハ・パーダルカさんは、ウクライナ出身で和歌山大学にて日本語専攻で日本文化を学んでいる留学生です。
日本政府の日本語・日本文化研修留学生として一昨年に和歌山大への入学が決まっていたがコロナ禍の影響で来日できず、オンラインで授業に参加しており、ようやく今年2月、日本への入国が認められました。
一方で、入国再開の通知の6日後、ロシアが今年2月、ウクライナへの侵攻を開始し、オリハさんの自宅周辺も空襲などを受けました。オリハさんは祖国を離れることに躊躇いもある中、家族から「安全なところに行ってほしい」と後押しされ、日本行きを決断。現在は和歌山市内で暮らしています。

8/24(水)が「ウクライナの独立記念日」であり、「ロシアによるウクライナ侵攻からちょうど半年」であることから、『ニュースパレード』にコメント出演することが決定しました。

 オリハさんは番組内で、「2月18日に留学の許可が届き、24日の朝5時に本当に強い爆発の音で目が覚めた。
窓も壁も揺れて怖かったです。でもその時は侵略かどうかわかりませんでした。夢と感じられました」と、侵略が始まった当日の様子について語りました。その後、「ウクライナを忘れないでください。現在激しい戦争が行われているのは不思議ではないでしょうか。ぴったり半年、戦争が続いていることに心を痛めています。ウクライナ人は自分でロシアに対抗することは出来ません。ですから、世界の支持が必要です。世界中の皆さんから声をあげてほしいです」
と、日本人へのメッセージを送りました。

オリハ・パーダルカさんは、以下のようにもコメントしています。

何千人ものウクライナ人の命が失われていることに、私はとても心を痛めています。ヨーロッパの中心での
戦争はちょうど半年続いています。
ロシアのウクライナへの本格的な侵略に、何らかの形で苦しまないようなウクライナ人はいない。
歴史を見ると、ロシアは常にウクライナの領土を占領したいと考え、あらゆる方法で国家と文化を
破壊しようとしました。この闘争は3世紀以上続いています。
ソビエト連邦はウクライナの占領地でもあり、ちょうど 31 年前、ようやく機会が得られるやいなや、私たちが
最初にそこを離れました。 私は自由で独立したウクライナで生まれ、長年生きてきたことを嬉しく思います。

で開く

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

Share

関連記事

この記事の番組情報


ニュースパレード

ニュースパレード

月〜金 17:00〜17:15

その日に起こった最新の話題を中心に、幅広い分野にわたってニュースを紹介します。昭和34年の放送開始以来、全国のラジオ局の強力なバックアップで、特派記者のレポー…

NOW ON AIR
ページTOPへ