日本と全然違う!世界の大学受験
受験生にとって大きな山場となる夏休み。8月23日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」では、世界各国と日本の大学受験を比較してみた。
西川「海外の大学受験について考えてみたいのですが、アメリカは、それぞれの大学が独自に入試方法を設定していて、多くの大学で高校時代の成績の提出や読解力や考え方を問うテスト以外に、志望理由や個性を主張することを目的としたエッセイの提出があるそうです。中国では大学統一入試【高考(ガオカオ)】の一発勝負で二次試験はないそうです。国語の試験の一つである作文のテーマが毎年注目を集めているそうで、実際に今まであったテーマは1989年【苦悩する友へ贈る手紙】。1999年【もしも記憶が移植できたら】」
バービー「これを採点する方がいらっしゃるんですよね?どのテーマも各々がオンリーワンみたいな感じ?」
西川「どれだけ知識を入れるかとかもポイントだったりするんですかね?」
青木理「どうなんだろうね。僕も中国の受験の状況はよくわからないからね」
西川「あとフランスでは高校卒業時にバカロレア試験という卒業試験を受けて、合格すると高校卒業と大学入学の資格を同時に取得できるそうです」
バービー「これ不合格の時、大変じゃないですか?」
西川「どっちも得られないんですかね?あと文系、理系問わず哲学が必須科目だそうで、2022年には【芸術活動は世界を変えるか?】【何が正しいか決めるのは国家の役割か?】などのテーマで小論文形式の問題が出題されたそうです」
バービー「フランスっぽいですね~」
青木「これ語るべきところがたくさんあってね、入試って一発勝負の詰込み型、偏差値型で、でも学歴って残念ながら一生つきまとうところがあるじゃないですか。日本の場合、入っちゃえば適当にやってても卒業できるよみたいなところがありますが、大学を標準年数で卒業する比率はアメリカが38%、フランス41%、イギリス72%、日本は93%。つまり入っちゃえば卒業は簡単。でも僕の経験だと大学って学びの場でもあるけれど、ある意味で社会に出るまでのモラトリアムみたいなところもあって、その間、バイトだったり、放浪したり、社会的学びをしたり、そういう意味でいうと貴重な4年間だったなと思う。でも、その考えって各国の大学の捉え方を見ると、ちょっとおかしいわけじゃない?大学のありようっていうのも考え直さなきゃいけないのかもしれませんね」
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