選択的夫婦別姓制度が進まないのは一部宗教団体への配慮?
世界的に主流となっている選択的夫婦別姓制度の導入が日本で進まないのはなぜなのか?8月23日「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」の事務局長、井田奈穂氏にその理由を伺った。
小島慶子「なぜ選択的夫婦別姓制度に反対するごく一部の宗教団体に配慮をしている与党議員は、ここまで長きに渡り、それらの宗教団体に対して大きな配慮をしなくてはならないのでしょうか?」
井田「やはり選挙の応援を誰よりも一生懸命やって下さったりだとか、発言の場をメディアに与えてもらったりですとか、あとは自分が集会を開くと言ったら支援をしてくれたり、票の取りまとめをやってもらったりする。それらのことによって議員は人権の方を向くよりは自分が政治家としての地位を盤石にするためには、今まで一生懸命やってくれた人たちの声を無視できない状況なんだと思うんですね。私たちも反省しなきゃいけないのは人権の意識の高い議員さんは誰なのか?その人たちに本当に投票を行ったのか?その人たちの声を聞こうとイベントを開催したのか?一緒に登壇する機会を増やしたのか?そういったところは私たちとしても宗教団体には劣るわけです」
小島「動員とかね」
井田「でも、その一方で、人権の方に立たない国の代表者とは何だ!国会議員の本懐とは何だ!というところを非常に言いたいという思いはあります」
大竹「今、おっしゃったけど、やっぱり選挙かと、動員かと、そこにはまとまった票があるわけだから当落が左右されちゃうんじゃないかと心配していると。そういう思いから議員はやっぱり選挙かなぁ~みたいな思いになるわけですか?」
井田「そういうことですね。杉田水脈さんが差別発言をするのは、そういう団体に対してのアピールですからね。『私、仕事してますよ。あなたたちが主張する家父長制、ジェンダー不平等を進めていきます!』みたいなアピールなわけです」
小島「しかも、それをやる人は重用される」
井田「そうなんです」
この他にも、井田奈穂さんには選択的夫婦別姓制度が国会で全く進まない理由を語ってくれました。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
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