佐野元春は漫画家志望だった!浦沢直樹が佐野元春とのニューヨークの思い出語る
8月21日の「純次と直樹」(文化放送)は、7月に発売された佐野元春&THE COYOTE BANDのニューアルバム“今、何処”を取り上げた。その中で、浦沢直樹が2016年に佐野元春氏とニューヨークに行った思い出を語った。
高田「佐野元春さんは83年から1年間ニューヨークに住んでたんだって」
浦沢「そうなんです。“SOMEDAY”とかでワ~ッと大ヒットを飛ばして超売れっ子になった時にニューヨークにバァ~ッと行っちゃう」
高田「20代でニューヨークなんて夢だね。えっ?浦沢直樹さんも佐野元春さんとニューヨークに行ったの?」
浦沢「2014年にNHKの番組で行きました。佐野さんがニューヨークで暮らしていた時に行ったカフェやレコード屋とかゆかりの地を案内してもらってすごかったです」
そのロケで浦沢氏が忘れられない出来事があったという。
浦沢「ウッドストックのカフェで佐野さんと話してた時のことです。佐野さんは漫画家志望で漫画を見せてもらったんだけど、上手なんですね。佐野さんが住んでた家がちばてつやさんと石ノ森章太郎さんと手塚治虫さんの3軒の家のちょうど真ん中あたりにあったんですって」
高田「誰の絵でもパクれるね」
浦沢「一日で3軒回って3人のサインもらったんですって。それで、石ノ森先生のサイボーグ009って真っ赤なユニフォームで黄色いマフラーなんです。もらった色紙がささっと描いたやつだから、サインペンでモノクロなわけなんですよ。色が付いてないわけですよ。佐野少年がそれをもらってなんかさみしいなと思って、水彩絵の具で色を塗っちゃった。そしたら、009の絵がバ~ッと流れちゃって台無しになったと僕に話したんですよ。それで僕は紙にサイボーグ009の絵を石ノ森先生のまねをして描いて、佐野元春さんへ色付け厳禁って書いて渡したんですよ。あのシーン良かったんだけど、NHKがカメラ回してなかったんです」
高田「回してないわな~」
「純次と直樹」は日曜夕方5時から、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。