チャレンジのしやすさ、物価の違い、教育環境……。海外移住はメリット多い?
8月18日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーでは「実際どうなの? 海外移住」と題し、海外生活の経験も豊富で、現在も1年の3分の1をフィリピンで過ごす経営学者・入山章栄がそのメリットを解説した。
西川あやの「コロナ禍の影響で、都心から離れる地方移住に始まって、日本から離れる海外移住に及んでいるとのことです。先週の放送によると、中田さんはずっと東京がいいと?」
中田花奈「はい。友人がいるし。海外移住はイメージがつかない……。日本国内ならまだしも」
入山章栄「僕はいますぐにでも複数拠点生活をしたいです。実際、1年の3分の1はフィリピンに住んでいるので。西海岸とか軽井沢とかヨーロッパに住みながら、そのうちひとつが東京、というのが理想です」
西川「話を聴くと、いいなと思うんですけど、やはり移住となるとそんな思いきりはないというか。東京がよくて……。旅行は興味ありますよ。ハワイへの長期旅行とか」
入山「2人とも移住はイヤだってことですね(笑)」
入山はアメリカに10年間、住んでいた経験を持つ。
入山「当時はグリーンカードを持っていました。ビザは期限があって更新しなきゃいけないんだけど、グリーンカードは永久に住めるという。だけど日本に帰ってくることを決めたのでそれを放棄しました」
西川「改めて、フィリピンにご家族で住まわれている理由は?」
入山「日本人の奥さんが、たまたま仕事で赴任が決まって。僕が大学の教員で、時間も比較的自由にコントロールできるので、フィリピンで一緒に過ごそうかって」
西川「お子様たちはどういうリアクションで?」
入山「選択肢を与えたんです。ママはフィリピンで、パパは東京に残る、どうすると。子供たちはママ大好きなのでフィリピン行くよ、という感じで(笑)。僕は昨年から東京で単身生活ですね」
中田「満場一致の生活、いいですね!」
入山「ただ子供たちは大変で。現地のインターナショナルスクールみたいな場に通っているんですね。日本語しかしゃべれなかったのに英語ばかりの環境に入って、1年経ちましたけど相当苦労していますね。やっぱり言葉です。最近友達、できましたけど」
西川「入山さん自身は海外生活のどういったところに魅力を?」
入山「一般論として海外に住むこと自体、チャレンジじゃないですか。新しい環境に身をおくのは大事ですね。最初はアメリカへ、経営学者になるために学位をとりにいった。チャレンジする環境は海外のほうが得やすい。それから当然、異なる文化と交流ができるので、それが好きな人には大きい。あと物価水準が違うというのもあります。物価が安いと日本よりも豊かな生活ができるかもしれない」
教育の面でも移住の効果は大きいという。
入山「英語がいちばんうまくなるのって海外に住むことじゃないですか。自分を教育するという意味もあるし、子供たちにしゃべれる人になってほしいなら、そういう環境にいさせたほうがいい。それが海外に住む魅力ではないでしょうか」
そのほか気候や自然なども魅力的だとも語った。一方で治安の面では日本がたいへん優秀だとも述べ、移住がメリットばかりでないこともうかがわせた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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