元Jリーガー水内猛 野球少年がサッカーに目覚めたきっかけは『キャプテン翼』
8月17日の「おとなりさん」(文化放送)「10時のおとなりさん」のゲストに、元Jリーガー・スポーツキャスターの水内猛さんが登場! 小学生時代にサッカーに目覚めて、プロのサッカー選手になるまでを語った。
水内猛さんと鈴木おさむさんは、1972年生まれの同い年。
鈴木おさむ「サッカーは小学生からですか?」
水内猛「小学校1年生から少年野球をはじめて、小学校2年から学校のサッカー部に入りました」
鈴木「まさにそのくらいから、我々の運命を変える『キャプテン翼』が少年ジャンプで始まるんですよ」
水内「3年生ですね。当時って動画がないじゃないですか。だから『キャプテン翼』を見てルールを知りました」
鈴木「たしかに!」
水内「オーバーヘッドシュートってどうやってやるんだろう? クロスバーに当てて跳ね返ってきたボールをどうやってオーバーヘッドしよう? ロベルト本郷の技をどうやってやろう? ってところから考えて練習してました!」
鈴木「『キャプテン翼』の一番の悪影響は、オーバーヘッドキックですよ(笑)」
水内「でも、そのおかげで出来るようになりましたけどね!」
鈴木「いつぐらいから、サッカー一本になったんですか?」
水内「僕、野球も結構上手かったんですよ。左利きだったんで、エースで4番でした。大谷より先にやってるんですよ(笑)」
鈴木「中学は?」
水内「中学校に野球部がなかったんですよ」
鈴木「え!そんなところあるんですか?」
水内「それもあって、小学校5年生くらいから、大事な試合が重なった場合は、サッカーを優先にしたんですよね。自分のなかで初めての人生の決断じゃないですけど、“中学高校とサッカーやって、サッカー選手になりたい”と漠然と思い始めましたね」
鈴木「面白いのが、すぐにプロになってなくて、一回就職されてるじゃないですか?」
水内「はい。高校のときに三菱自動車サッカー部に誘いがあって、そのとき“三菱自動車は必ず東京のプロチームになります”って言われて、“東京のチームかっこいいな!”と思って入りました。当時はプロがなかったので、普通に就職です」
水内さんは、三菱自動車の後、浦和レッズに所属し、Jリーグ開幕を体験した。
鈴木「でも覚えてますよ。Jリーグが華々しく開幕した1993年。Jリーグブーム、とてつもなかったですよね」
水内「そうですね。僕も国立競技場のやつ映像で観て、“すごい!本当にはじまった!”って思いました。当時、浦和レッズが全然勝てなかったんですけど、デビューして2戦目でゴールを決めたんですよ。そのとき人生が変わりましたね。」
鈴木「当時をいま振り返ってみて、現役時代って楽しかったですか? しんどかったですか?」
水内「楽しかったです。試合に出られなかったり、監督に干されてると感じるとしんどかったですけど、やってるときは楽しかったです」
鈴木「色んなスポーツもそうですけど、監督が代わって出られない選手がいたじゃないですか。サッカーにおいて、監督との相性って大事なんですか?」
水内「めちゃくちゃ大事です。監督のやりたいサッカーが当然あって、出ている選手にとっては良い監督でも、出られない選手は尊敬しないですよね」
鈴木「僕なんか素人なので、いい選手がいれば監督がいなくても、いいチームになるんじゃないの?って思いがちなんですけど、プロとしてはそうでもない?」
水内「そうですね。それだけでも当然強いんですけど、11人が同じ目標を持ってやるサッカーと、ある程度自由にやるサッカーでは、組織的なサッカーの方が強いです。」
鈴木「チームプレーが大事なんだ」
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。