足立区は千代田区の6倍! 熱中症の救急搬送者にみえる特徴と対策
日本の三大都市における熱中症による救急搬送者数のデータを日経新聞が分析したところ、中心区よりも周辺区の方が多い傾向にあることが明らかになった。8月15日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と寺島尚正アナウンサーがこのニュースについて議論を展開した。
上念氏「高齢者は『エアコン使ったら負け』と思っている」
日経新聞では東京23区と大阪市、名古屋市を管轄する消防当局の協力を得て、5月〜9月に発生した熱中症の救急搬送者の数のデータを入手。2021年までの10万人あたりの平均搬送者数を算出した内容を8月14日付けで報じた。
その結果、東京23区で最も多かったのが足立区で57.4人、最も少なかったのは千代田区の9.3人で、6倍の開きがあるなど、熱中症のリスクは中心区よりも周辺区の方が高いことがわかった。この事実について同紙は「周辺区は高齢者の割合が高く、住居内で熱中症にかかるケースが多い他、交通の便が悪いため、外出の時に暑さを避けることが難しいなど、環境面が影響しているとみられる」と分析している。
このニュースに対し上念氏は「高齢者の割合が高いっていうのは結構当たってるような気がしますね。なぜかというと高齢者は熱中症になっていると自分で気づいていないケースが多い上に、昭和的な価値観があって『エアコン使ったら負け』みたいな人が多くないですか?」と分析。
「なるべくエアコン使わないようにしてますね」と寺島アナもこの意見に同意した。
「エアコン使ったからってそんなに体調悪くなるわけないのに『エアコン使うと関節が痛くなる』とか始まるわけですよ。エアコン使わないで扇風機だけ回したりとか。あと水分をあんまり取らなかったり」(上念氏)
「ご高齢になると喉の渇きをあんまり感じないみたいですね」(寺島アナ)
「僕はよく海にカヤックを漕ぎに行くんですけど、ちょっとでも喉の渇きを感じたらすぐに水を飲みますね。飲んでもどうにもならないくらい暑い時はもう水を被ります。だから水風呂に入るのが一番いいですよ」と上念氏が自身の熱中症対策を披露してこの話題を締めくくった。
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