ホストにハマる女性の不安「お金使わないと私生きてる価値ない」
歌舞伎町でホストにハマる女性の本音とは?8月9日「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、ホストクラブを研究するライターの佐々木チワワ氏に現状を聞いた。
チワワ「私がちゃんと研究しようと思ったのは大学1年の時、2018年10月だったんですけど、歌舞伎町で自殺未遂が月に8件くらい起きた月があったんですね」
大竹「どんな人が自殺未遂したんですか?」
チワワ「ホストにハマっている女の子から、普通のサラリーマンでニュースを見て死ぬなら歌舞伎町だって行ってしまった方もいました。その時に自殺の名所と言われている有名なビルに行ってみたらホントに飛び降りようとしてる子がいて、その子を止めたことがあったんですよ。その時、女の子に泣きながら『お金使わないと私って生きてる価値ないじゃないですか』って言われてから、この街の価値って何だろう?ここでは何が価値で何が消費されているんだろうっていうのが気になってインタビューしたり、実際に自分も歌舞伎町で遊んでみるようになりました」
大竹「自殺しそうになった子は何て言ったんだって?」
チワワ「『お金使わなきゃ生きてる価値ない…』その子はホストにハマってる子だったんで」
大竹「お金を稼がなきゃ歌舞伎町にいられない」
小島慶子「お金をたくさん使う人には人としての価値がある、承認が得られるけど、たくさん使うお金がなかったり、使わない人には価値が置かれないってことがスゴくハッキリしてる街ってことですね」
チワワ「私はホストクラブを主に研究しているんですけど、ホストクラブって売り上げでナンバーってものが決まって、その人がいくら売り上げたかで順位が決まって役職が決まる。女の子もお金を一番使う子をエースって呼んだり、太客、細客っていうふうに分けられるんですよね。女の子がホストに対して唯一特別な女の子になりたいけど、自分よりお金使う子が現れたら、そっちに時間を取られてしまう。最初は1人のホストが好きで会ってたのに、いつの日からかお金を使えなくなる自分への恐怖みたいなものが勝ってしまう。ずっと頑張り続けても限界がきたり、お金を使えば使うほど自分ってただのお金なのかなっていう不安も強くなっていくんです」
この他にも、佐々木チワワさんには歌舞伎町に居場所を求める女性の現状を赤裸々に語ってくれました。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
佐々木チワワさんは番組の「大竹メインディッシュ」のコーナーにご出演です。
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