元宝塚・トップ娘役の愛加あゆがかつて経験した『血まみれの舞台』とは!?
8月9日の「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー、「10時のおとなりさん」に、宝塚歌劇団の元雪組トップ娘役の愛加(まなか)あゆさんが登場! 前日月曜日のゲスト・夢咲ねねさんの妹である愛加さんは、現在も同居されているお姉さんのお話や、宝塚時代の衝撃のハプニングのお話などを披露してくれた。
高橋優「宝塚という同じフィールドの中で、お姉さんの夢咲ねねさんと一緒に活動されていたじゃないですか。ある意味ライバルみたいに見たりすることもあったんですか?」
愛加あゆ「そうですね、今はそういう風に思わなくなったんですけど、まだ入りたての時とか、宝塚にいた時は結構姉と比べられることも多かったので、私の中で勝手にコンプレックスを抱いていて、『何で私は姉に似てないんだろう』とか思って悩んだりしたこともあったし、一人で葛藤してましたね」
高橋「じゃあやっぱりお姉さんの存在をずっと意識されていたんですね?」
愛加「してました。でもやっぱり姉の舞台を観ると「ああ、素敵だな」って素直に思えるぐらい、尊敬する部分もあるので。わからないことを聞いたりとかも出来るし、稽古着もお互いロッカーを行き来して貸し合ったりもしてましたし(笑)」
高橋「本当に仲良しなんですねえ~」
坂口愛美アナ「愛加さんが宝塚歌劇団に所属されていた時の思い出で、衝撃的だったことがあったそうですが?」
愛加「そうですね、私が忘れられないといったら、トップを務めさせていただいていた時に、地元の富山公演があったんですよ。トップとして帰る!ということで、凄い気合いを入れていたんですけど、日本物のお芝居で、着物を着ていたんです。で、ノリノリで楽屋に帰ってきて、『あ、次の場面だ!』と思って、いつもだったら衣装部さんが脱がしてくださったりするんですけど、『自分で出来る!』と思って着物を脱いだんですよ。そしたら衣装部さんが飛んできて『あゆっち、まだ脱ぐところじゃない!』って言われて、パッと舞台のモニターを見たら、私が出る場面だったんです(笑)。それで、組の中の一番上級生の『組長さん』と呼ばれる方と、もう1人の方が『来ないわねぇ~、来ないわねぇ~』って……」
高橋「怖い怖い怖い!!」
愛加「『ヤッバ~ッ!』と思って。でも着物だからすぐ着られないじゃないですか。必死で着てるんですけど、お2人がパニックになられてて『ちょっと私、見て来るわ!』って2人ともはけられたらしくて、舞台上に誰もいないという時間を作ってしまって!(笑)それでも必死になって出て行って、間に合って……ないですけど、舞台は続行したんですけど、客席で見ていた母親は『何かケガしたんじゃないか』とか、凄い心配したらしくって、一番やってはいけないことをやってしまった思い出ですね」
さらに愛加さんは、『血まみれでダンス』という経験もされたそうで……。
愛加「これも同じ全国ツアー中で、北海道だったんですけど、舞台の前にオ-ケストラボックスがある劇場だったんです。で、暗転になって銀橋と呼ばれるエプロンステージからはけなくちゃいけないんですけど、暗転になった瞬間に銀橋の道が見えなくて、オーケストラボックスに落ちちゃったんですよ」
高橋「危ない危ない!」
愛加「次の場面が始まるんで必死ではけるじゃないですか。そしたら足が血まみれで(笑)。でも着ていたのが赤いドレスだったんでいいだろうってことで、血まみれでダンスを踊っていました」
高橋「バレなかったんですか?」
愛加「とりあえず前上がりの赤いドレスだったんですけど、まあ~バレなかったとは思ってます。けど、わからないです!前列の人は見えてたかもしれないです(笑)」
高橋「いや血まみれレベルだったらバレてるでしょう!(笑)」
この後、高橋優さんも負けじと「血まみれステージ」のお話を披露。また、愛加さんが新居で遭遇したハトとの攻防戦のお話など、楽しい話が次々に飛び出した。
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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