「餃子、麺類の店があえるから台湾は中国の一部」中国外務省報道官の領有権ツイートがネットミームに? 田中秀臣氏「中国にもいろいろな日本のお店が」
中国外務省の華春瑩報道官がTwitterで台湾の台北に中国料理店が多数あることを理由に台湾の領有権を主張するツイートを投稿した。8月9日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では火曜コメンテーターで経済学者・上武大学教授の田中秀臣氏が寺島尚正アナウンサーと共にこの珍事に乗っかった。
「中国は森永家のものになっちゃいますよね」
報道官は「ネット上の地図によれば台北には餃子の店が38店舗、麺類の店が67店舗ある。舌は誤魔化せない。台湾は常に中国の一部だ。長く道に迷っていた子供もやがては家に帰る」という内容で投稿したと寺島アナが説明。
これに対し田中氏は「もうね、ウケ狙いをしているのかと。でもこれ本気で考えているのかもしれませんよ。一応、報道官ですから。優秀な方で、この発言の影響も考えているわけですよね。しかもTwitter(中国ではTwitterが使えず、Weiboが主流)でやっていますから西側諸国に向けてるんです」と多少呆れながらも別の可能性を疑っているようだ。
この投稿も戦略的なものであった可能性は否めないが、ネットでは炎上を通り越してお笑い枠になっている。「台北にはラーメン店が100店舗以上ある。ということは、台湾は間違いなく日本の一部だということになる」や、「北京にはマクドナルが17店舗、ケンタッキーフライドチキンが18店舗、バーガーキング19店舗、スターバックス19店舗ある。舌はごまかせない。中国は常にアメリカの一部だ」などの報道官の発言を捩った投稿が現れ、ネットミーム化の片鱗を見せた。
田中氏もこの流れに乗り遅れることなく、「中国にはいろいろな日本のお店があるわけですよ。森永卓郎さん(経済アナリスト/水曜コメンテーター森永康平氏の実父)が愛してやまない牛丼チェーンの吉野家や松屋だってありますからね。そういうことを考えたら中国は森永家のものになっちゃいますよね」と捩りコメントを披露。
現代社会では論理の穴への指摘にもいろいろな形態があるようだ。
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