登録者237万人！カジサックがYou Tubeデビューまでの失踪と復帰を一気語り！

大竹まこと「確かキングコングはM1で決勝に残って、俺は審査員をしてて1票入れたんだよ。」

梶原雄太「忘れもしません2007年です。全力は尽くしたんですけど、優勝は敗者復活から上がったサンドウィッチマンさんでした。」

大竹「で、梶原が休んだり休まなかったりしてたのは、あれはM1の前なの後なの？」

梶原「M1よりぜんぜん前の2002年ぐらいなんですけど、大阪でのレギュラーが4・5本、東京でもレギュラーが4本あったりしてすごく忙しかったんですね。僕らはまだ20～21歳ぐらいだから、実力が全然ないのにテレビに出なければならないストレスがあったり、相方の西野とも喧嘩をたくさんしましたし、そういうことを誰にも相談せず一人で抱え込んでいたんです。大体1日平均2時間ぐらいしか寝れない日々が続いて、1年間の休みも1日ないぐらいで、ずっと溜め込んで、いきなり爆発したっていう感じです。いまだ覚えてるのが、文化放送さんでラジオ番組をやってて、その終わりにバーン！って頭が飛んじゃって失踪したんですよ。」

室井佑月「ちょっとお休みしますとかじゃなくて、本当に失踪したの？」

梶原「手紙もなにもなしで本当の失踪です。当時も今も何も覚えてなくて、そのラジオ終わりから三日間、記憶が全くないんですよ。気が付いたらカラオケボックスの中に一人でいました。そこからはなんとなく覚えてて、携帯をすっとオフにしてたみたいで、オンにしたら奇跡的にそのタイミングでかかってきて、出たらFUJIWARAの藤本さんだったんです。「今から家にこい」って言われて、いろいろ怒られると思ったんすけどそうじゃなくて、「とりあえず生きててよかった」と、そして「ゆっくり休め、いつまでも休んでいいから」と言われて、そこから2か月半ぐらいずっと休み続けたっていう感じです。もう大恩人です。」

大竹「それは強烈な鬱になったっていうこと？」

梶原「僕は心身症という病気で、記憶喪失・自虐症・対人恐怖症の三つが同時に襲ってきていたんです。心身症は色々なパターンがあるらしくて、僕の場合はその結構厳しいやつで、しんどいことが溜って風船のように膨らんで、パンッ！っと爆発したら急に来るような感じでした。」

大竹「症状はどういう風に改善したの？」

梶原「お医者さんに通って、テレビは見ないようにしてました。ちょっと記憶が曖昧なんですが、最初の1週間ぐらいは、死にたいとか思ってたんです。外を歩くときも人に会わないようなところに行ったり、そういう日々を生活して徐々にマシになってきました。でも働きたいという思いは全くなくて、もちろん芸能界に戻るつもりも一ミリもありません。ただ生きてただけ、だったんですが、2ヶ月ぐらいした時に母親から話したいことがあると言われて実家に帰ったら、そこで初めて吉本と西野が待っていると言うことを聞いたんです。そこで3日ぐらい考えて、待ってていただのなら戻らなきゃいけないという気持ちになって復活したんです。」

大竹「でも、もう1回引退したよな？」

梶原「西野があまりにもいろんな仕事をしてたんですよね。絵本を書いたり、街を作ろうとしたり、美術館を作ろうとしたり。それなのに僕は何も出来てなくて、ただ吉本興業から頂いたお仕事をやるだけ。その時、僕らは月に30本ぐらい漫才してたんですけど、西野は多分他にもやりたいことが沢山あるはずなのに、僕に合わせてくれてると感じたんです。」

室井「なんでそんな風に思うの？お前なんかスゴイ儲かってて、顔もちょっと良いから、俺という「重り」がついててちょうどいいぐらいだって私だったら思うわ。」

梶原「そう言えてたら楽ですわ。何やってるんだろう俺って思って、だったらもうやめようと思って決心したんですよね。」

こうしてユーチューバーデビューしたカジサックさんが、どうやって237万人の登録者を抱えるまでになったのか？気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。