民主活動家の死刑を執行したミャンマー軍政を日本政府は国葬に案内

大竹「ミャンマーで民主派の議員とか指導者など4人が死刑になった。それでも日本は安倍元総理の国葬にミャンマーを呼ぶという記事が出ていましたが…」

北川「まず、この死刑執行、本当にひどい話です。きのう日本に住むミャンマーの人たちが東京で緊急のデモをやったんですけど、もう怒りと悲しみでしたね。特にこの4人の中の1人、チョー・ミン・ユー氏はジミーという愛称で慕われていて長く民主化運動に関わってきたカリスマのような人でした」

大竹「はい」

北川「この死刑執行に関しては6月初旬にそういう方針をミャンマーの軍事政権は匂わせていたので、それに対して国際社会は反対していました。それにも関わらず死刑執行した。これは大変重い話です」

大竹「そうですね」

北川「日本についてなんですが、死刑執行の方針を示していた段階で在日ミャンマー人の人たちも外務省とか防衛省に『ミャンマーに対してもっと厳しい姿勢を取るべきじゃないか』と伝えていたわけです。政府は死刑執行については水面下で働きかけてますと言っていましたが、結局死刑は執行されてしまいました。ただ、その直前にですね、日本からミャンマーの軍事政権に国葬の案内を出しているんですよ」

大竹「うん」

北川「案内を出した後に死刑が執行されています。日本政府はですね、この死刑執行を機に自分たちがミャンマーにどのように対応してきたのか、それが本当に効果的だったのか、しっかり見直さなければならないと思います。結局、結果を伴っていなかったわけですから効果的ではなかったのだと思います。日本政府はミャンマーの軍事政権に対してもっと厳しい態度を取っていいはずです」

この後も、北川成史記者はミャンマーの軍事政権の現状について解説しています。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

北川成史氏は番組の「大竹メインディッシュ」のコーナーにご出演です。

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