ニコンが一眼レフ開発から撤退との報道 森永康平氏「スマホで撮ってもカメラマンじゃない人が見たら分からない」

ニコンが一眼レフ開発から撤退との報道 森永康平氏「スマホで撮ってもカメラマンじゃない人が見たら分からない」

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大手精密機械メーカーのニコンが、60年あまりにわたって続けてきた一眼レフカメラの開発から撤退したと日本経済新聞などが7月12日付で報じた。7月13日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、このニュースについて寺島尚正アナウンサーと水曜コメンテーターの経済アナリスト森永康平氏が意見を交わす場面があった。

「カメラマンじゃない人が見たら、スマホで撮ったと分からない」

ニコンは12日、報道について「憶測によるもので、当社が発表したものではありません」とコメントしたが、リリース文中の「デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続」という表現から、ネットでは「やはり開発からは撤退するようだな」と受け取られている。

一眼レフの開発撤退報道の背景には、高精細な画質を備えたスマートフォンのカメラが市場を侵食している現状がある。日経報道によれば、ニコンは今後、人工知能(AI)や画像処理技術を導入し市場で主流になりつつあるミラーレスカメラの開発に集中し、プロやコアなファン向けにスマートフォンにはない機能を充実させてカメラの生き残りを目指すとしている。

このニュースに、寺島アナが「時代の流れなんでしょうね」とコメントすると、森永氏は「結局みんな今はスマホで写真を撮っちゃいますし」と、最近のスマホの機能が驚くほど向上していることに言及した。

「プロのカメラマンと話したところ、ちょっとしたウェブ記事にスマホで撮った写真を使っても、特にカメラマンじゃない人が見たらスマホで撮ったと分からないレベルで撮れちゃうので(と言っていた)。こだわりのある人はカメラを使いますが、私みたいにこだわりのない人からしたら、スマホで十分綺麗な写真が撮れてしまうよね、と話しました」(森永氏)

さらにすごいのが、スマホカメラで静止画だけでなく動画も撮れてしまうことだ。これにより家庭用ビデオカメラの市場もスマホに置き換わってしまったが、森永氏はその手軽さだけでなく画質の良さにも驚いたという。

「YouTubeで知人がやっている番組を見たら、動画の画質がめちゃくちゃ綺麗で、それなりに良いカメラを使ってるのかと聞いたら、スマホで撮っているらしいんです。動画の質としていかにもスマホで撮っているという感じはなくて、テレビ局が使うようなカメラを使っているのかと思っちゃうくらい画質が良かったりするので、こだわらない限りはカメラが必要ないところまで来ちゃったということでしょうね」(森永氏)

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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